やっぱり負ける
「ウェ!また負けた!」
と言いながらゲームでまた弟の渚に負けた
「兄は基礎を覚えればいいのに・・・」
「覚えてるよ!」
っと言い返すが
「覚えきれてないから言ってんの、しかもつもりじゃダメだって」
正論であり反論できない
「兄そろそろ夕ご飯作ろう?」
そう言われ時計を確認すると19時を指していた
「そうだなもう19時だし」
トットットッと階段を降りリビングに向かった
「渚、何が食べたい?」
そう聞きながらエプロンをかける
「ナンチャッテハンバーグ丼(兄仕様)」
即答である
説明しよう!ナンチャッテハンバーグ丼とはタマネギや挽き肉等の
ハンバーグの具材を切って焼いて
ご飯にのっけるだけのお手軽料理である
「週4でリクエストするよな」
「食べるの楽だし出来るの早い」
こっちも作るの楽だからいいけど
「じゃ風呂入れてくる」
渚はそう言って足早に風呂場に向かう
「俺も作り始めるか」
ちゃちゃっと作り始めた
~調理中~
「ペロッこれは青酸カリ!」
そうふざけていると
「兄なにしてんの?」
風呂沸かし終えた渚が帰ってきた
「コ〇ンのまね」
「古…出来たの?」
呆れた顔した渚が拝めれた
「できたからよそっといて、風呂行ってくる」
「ちゃんと湯船に浸かったほうがいいよ?」
「浸かってるよ」
そう言ってリビングを後にした
早いって言われるけどそんな早いかと
不思議そうにして風呂場に向かった
風呂場にて
(じゃ頭洗って)約1分
(体洗って)約1分
(湯船に浸かって)約3分
(そろそろでるか)合計約5分
「あ~いい湯だった」
御飯が冷める前にリビングに向かった
戻ると渚がいただきますを言う時だった
「兄速い…ちゃんと浸かった?」
渚が疑いの眼差しで見てくる
「浸かったよ?」
これでも早いか…と考えていたら
「ならいいけど…じゃ食べよ」
二人手を合わせて
「「いただきます」」
「どう?今日はトマト煮込み風だけど」
「安定しておいしい」
そう言ってパクパクと美味しそうに渚が小さい口で食べている
~食事中~ カチャカチャ
「「ごちそうさま」」
二人たちあがってシンクに食器持ってゆく
「兄、じゃ風呂入ってくるね」
渚は足早で風呂場に向かっていった
「さて片すかな」
渚はいつも米粒一つ残さず食べてくれて作る側もうれしいな
そんなことを思いながら食器を洗って拭いた
終わったから自分の部屋に戻ろうとリビングから出る
そしたら風呂からでた渚も部屋に戻ろうとしてた
「兄お疲れ様、じゃメンバー集まるまでもう一勝負する?」
「いやMAP研究しない?あそこマッチする事増えたし」
「あそこね、いいよ」
そう言いながら渚は階段を上ってゆき
その後をついていった
パソコンが二台並んでる部屋『ゲーム部屋』に入る
「毎日ここいるからありがたみないけどポットとか
ウォーターサーバーがあるのって便利だよね」
「兄がそれ以外持ち込み禁止しなければもっと便利」
「だってそうしないと渚さ、ゲーム中でも気になって
集中できてなかったでしょ?」
渚は昔漫画やお菓子を持ち込み
ゲーム中でも集中できず戦犯をやらかしたのだが
「…そんなことない…でもない」
対戦中に渚が好きなものを持って来てやろうと企む
「じゃ研究するか」
そう言ってPCの電源をつけking's GAMEを起動した