黄色の王都6
少々体調を崩しておりました…。
ペースは復調次第戻りますので、引き続き応援ください!!
皆様も体調にはお気をつけて。
今回は書いてあったところまでになります。
アンシアの試験が終わって少し経ち、落ち着いた頃。
魔物をどこかへと連れ去った騎士さんが戻ってきた。
あの魔物を拘束している何か、もっと一般に普及する事は出来ないのだろうか。
そう思ったが、やはりそういう物では無かった。どうやら、さっきの魔物自体に魔術が施してあるらしい。
そして案の定と言うか、アンシアだけお声が掛かった。話があると言う事で、俺もついでに聞きに行こうと思ったのだが…残念ながら、駄目だと断られてしまった。
ならばと、どこかで待たせて貰おうとした。
しかし今度はアンシアに、一人で平気だから、先に宿に行っててと言われてしまう。
さすがにそれは、心配で出来ないと言ったら、次にメルだ。ならば自分がアンシアと居るから、どこへなりと行けと言われてしまった。今までメルが、自分から俺と離れる事なんて一度も無かったのに、本当に今日はどうしたと言うのだろうか。
そしてそれぞれ、一人として悪意など無いのだが、こうして立て続けに追い払うようにされてしまうと、なんとも寂しい気分だ…。
そうして、メルが付いていてくれるならと言う事で、俺は一人、城下町へと戻って来ていた。アンシアとは、先に決めておいた宿で、落ち合う事になっている。
もしかして、ここまでの展開全て、マリーやアンシア達の予想通りなのかな。
こうなってしまった今、俺にはぐうの音も出ない。他の人に、代わりに許可証を取得してもらうと言う案を、却下していたのは確かに自分だ。
そんなに、俺は聞く耳を持たないと思われてしまってるのだろうか。
少なくとも、今回の様な強行策を取られる程度には、思われてるんだよな…。俺にちゃんと、自分で試験に合格する力があれば…って、こう考えてしまうのが、良くないって話だったか。
他人に頼るって言うのは、俺にとっては慣れない事で、少々難しい。
頭を冷やしつつ、こんな時でも俺は、何かをしていないと落ち着かない。
今は市場に来ていて、再度ゆっくり回ると共に、周りの会話に耳を傾けていた。こういう所で聞ける噂話にも、時に重要な情報が隠れているものだ。
そうして店などを見て回っている時だった。気になる話を耳にした。
イナズマがこの町に来ているらしい。
最近イナズマは、何か成果を挙げたとかで、少し噂になっていた。その彼が今、この町に来ている…?
これは、俺にとってはかなり重要な事だ。
もともと可能であれば、すぐにでもコンタクトを取りたかった相手。
しかし、しがない村の商人その一みたいな立場の俺には、彼を探す手立てが無かった。王都へ来る時期を早めた理由も、元々はその手立てや、伝手を入手したかったからだ。
その彼が、今すぐそばに居るかもしれないと言う。
こうしちゃいられない。
俺はすぐにその話を詳しく聞き、身体の痛みを堪えつつ、全速力で目撃情報の場所へと向かった。




