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新形態準備

 皆様本日もこのお話を見に来て下さり、本当にありがとうございます。

 先日言っていたキャラ紹介ページを、簡単な物ですが設置しましたので、その報告です。

 第一章の終わりに加えていますので、最新話を追って下さっている方で、気になる方は覗いてみて下さい。

 今後ともよろしくお願いいたします。

 初めて出会ったあの日から………全く神様らしさが無かったメルが、昨日初めてそれらしい事をした。

「組分けか? なら我がやろう!」

 そう言ったメルは、皆の頭の上をピョンと跳ねて回っていく。

「んー…お主は、いのチーム!」

 なんでも後から聞いた話だと、メル、と言うよりこの世界の神々には、人を見定める力があるらしい。これから基本的にな行動を、共に行う事になるグループを作るにあたって、相性良く動けるように組んだと言うのだ。

 これってあれみたいだよな…あの某超有名魔法学校の…いやこれ以上はいけない。

「お主は、しかチーム!」

 というかなぜ猪鹿蝶なんだ…? 訳もわからず割り振られた皆の方は、特に意味のある言葉と捉えては居ないみたいだし、この世界における神様の立ち位置的な物が、いまいち不明だ。

 とまあ、我の出番が来たなと、とにかく張り切っていたので、とりあえず今日から、そのグループで動いていこうと思う。まあもっとも、相性とかじゃなく、誰とでも割り切って連携して貰わないと困るし、後々シャッフルするけど。メル、なぜだって怒りそうだな。

 ああ、人と人の…衝突…感情論…また苦悩する事になるのかなあ。




 そんなこんなで、今日も朝から行動開始だ。

「皆さんおはようございます! では昨日決めた通り、グループに分かれて、行動開始です!」

 気合入れていきましょう、という意気込みで言い放った。…が、辺りはしんと静かなままだ。あれ…?

「…では、本日講習の組はこちらへお願いします」

 とマリーが淡々と一言。

「あ、えと…わた、わたしとの、皆も、行きましょう」

 アンシアも、それに続くように、一組引き連れて行ってしまう。

「あー…」

「ニイちゃん、あたしは熱いのも嫌いじゃないけどね」

「そう言って下さるのはソウさんだけです…」

 でもそうだよな。仕事に対しての熱意なんて、最初から持っている人の方が少ない。そもそも、この世界の現状じゃ、やりがいを感じるだとか、仕事はそういう類のものじゃないしな。

 まさか、例のソルジャー訓練をやる訳にもいかない。というか、あれにも有効に実施するための、前提条件があるから出来ない。

 まあそんな事は良いか…今のところは。


 それじゃあ俺は俺で、行動していくとしよう。




 これから行動していくにあたって、グループを作ったのは、やるべき事を効率よく、同時進行していくためだ。


 まず一つのグループは、今まで通り市場をやりくりしてもらう。ただし、すべてが今まで通りという訳では無い。なにせ、組分けして人の数が減っている。お客さんの数は、それでも平気であろう程度しか来ないし、無理と言う事は無い。しかし必然的に、今まで触れた事の無い商品を扱う事になる。そして、そこがポイントでもある。店番をしている間、皆には出来る限り商品に触れてもらう。元の世界にあった家電の様な、難しい物は現状無いから、基本的には何があるか、を覚えて貰う事になるだろう。チェーンストア化、総合店化をしていくにあたって、その知識はかなり重要だ。欲しい物があるか聞かれた時、待たせずに答えられるかによって、お客さんへ与える印象が大きく変わる。あるかないかの確認に、何十分と待たせられるような事がある店もあるけど、あれはいけない。管理システムが悪いのか、教育に使う時間が足りないのかは知らないが、大型店を出すのなら、それをスムーズに運営できるシステムも、同時に作らないといけない。せっかく今は時間を取れるんだ。可能な限り覚えて貰う。

「翔君、ちょっと!」

「はーい!」

「これについてだけどね…」

 時折、どういった物か分からない商品も出てくるだろう。そういう時は、基本的には俺が教えて、対応する。元の世界では、さすがに武器は取り扱って無かったので、マリーの店では知識を活かせていなかった。でも俺は、元の世界で店長までやってる。そしてこれは会社によって異なるが、俺の居た所では、あらゆるジャンルの商品を担当してからしか、昇進する事が出来ない形態だった。やるからには熱が入ってしまう性質だし、配置が換わるたびに必死に覚えてたら、どんどん配置換えのスパンも短くなっていった。

 でもあれは、正直きついしどうかと思う。覚えた頃になると、それを活かせない担当に飛ばされるとか…。

 とまあそんな理由で、実はこの市場にある様な商品なら、生地材質の特徴やら、各資材の特徴やら、道具の使い方やら大体わかる。分からない物は、今までその商品を扱っていた人に、確認すればいいだけだ。

 最初のうちは、当然この売場が一番重要だし、俺も出来るだけここに居るつもりだ。逆に慣れてからは、居る時間が一番短い場所になる。

 ここでは少しずつ、今までの常識を捨てて貰う。そしてこの市場全体を、自分たち全員でやっていくと言う意識を、市場を営業したまま新しく身に着けて貰う。


 さて、じゃあ他のグループの巡回に行こうか。

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