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始めに
長い話は書きたいけど続かない。
短編は好きだけど連続した世界観で続けたい。
そんな作者が考えついた浅知恵。「そうだ! 世界観はそのままに主人公を変え続けて物語書けばいいじゃん!」
良く言えば一人シェアワールド。悪く言えば設定の使い回し。思いつき次第書いていく予定なのでよろしくお願いします。
大陸が四つに分かれ、それぞれがそれぞれの文化を築いていった世界、《ヴェルト》。今、この世界は危機に瀕していた。
虚空から突如として現れた敵、《アンノウン》。
いくら倒したところで湯水にように現れるその存在は、まるで本能に従うかのように無造作に人類に破壊を撒き散らしていく。
しかし、人類にもまた、アンノウンに対抗できる力を持った存在、《神託者》が産まれ始める。
神託者は《祈る》ことで《奇跡》を起こす。神託者は自らの力を祈る力を《祈力》、起こす奇跡を《奇術》と言った。
これは、未知の敵であるアンノウンと、祈ることで世界を守る神託者が生きる世界の物語。