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君がいてくれたら、せかいは変わった
――――君がくれた想いを、わたしは忘れないよ。
そう言って微笑んだ彼女の石榴石の瞳は、強く揺れていた。
その瞳が、四季の瞳と重なって、なぜか――――懐かしさとかなしみがこみ上げる。
さらさらした黒い髪が揺れて、柔らかい花の香りが鼻腔をつく。
君とずっと一緒にいられると、かつてのオレは思っていたから……
だから。
あのとき、約束を違えたんだ。
君に贈る花束を、枯らしてしまったあの日のように。
『僕』は笑って、こころを消した。
――――君がくれた想いを、わたしは忘れないよ。
そう言って微笑んだ彼女の石榴石の瞳は、強く揺れていた。
その瞳が、四季の瞳と重なって、なぜか――――懐かしさとかなしみがこみ上げる。
さらさらした黒い髪が揺れて、柔らかい花の香りが鼻腔をつく。
君とずっと一緒にいられると、かつてのオレは思っていたから……
だから。
あのとき、約束を違えたんだ。
君に贈る花束を、枯らしてしまったあの日のように。
『僕』は笑って、こころを消した。