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理由
タイトルを変更しました！11/16
なぜ、斑鳩 優姫が被験者として最も適していると判断されたか。
それには、いくつかの理由があった。
1つ目は、まだ二次性徴を迎えてないということ。男らしさが未だに現れていなかった。
2つ目は、彼の父親がT大学卒の医者。
母親もT大学卒の政府関係者だからである。
そして、なにより3つ目の理由は
彼の容姿である。
15歳にもなって、未だ身長は156cm
体重も50kgに満たない華奢な体。
潤いがあり、透き通るような白い肌。
男の子にしては少し長めの髪の毛。
それに加えて、彼は美形であった。
中性的というよりは、むしろ女性のような顔。
性転換手術を受け、更に整形などを施してしまうと実験に支障をきたす上に、体に相当の負担がかかる。
先に言った通り、二次性徴を迎えていないため声変わりしておらず、声はあまり高くなかったので声帯手術も要らなかった。
両親は、数日考えたが
自分の息子の意見を聞いてから決めることにした。
…後は、本人の希望次第であった。
