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きっかけ
確かに、性転換手術は日々進化し、多くの人が受けられるようになった。
でも、半陰陽で無い限りは本物の女性にはなれないのである。
要するに、子どもが作れない。
だが、日本にはそんな常識も覆してしまう医療技術があった。否、できたのだ。
T大学医学部の教授がその論理にたどり着き、マウス実験を成功させた。
その後、人体実験を試みようとするが、志願者はどういうわけかいなかった。
しかし、この技術を完成させることができれば日本の少子化問題が改善される。
よって、日本政府はT大学と連携し、被験者として最高の人物を発見した。
それが、この物語の主人公である
斑鳩 優姫
という、中学3年生の男の子であった。
主人公の名前の読み仮名を入れ忘れたので、修正しました!