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コレは私(ボク)のHistory.  作者: ぬんどん
第2章 夏の総体
11/21

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Make a decision




すごい、みんなの目が点になってる。

マンガの中だけじゃなかったんだ。



…って、そうじゃなくて!

「女の子になるって本気で言ってるんですか!?」


「そ、そうですよ!オカマになるってことですよね!25年前くらいに流行ったはる○愛みたいな感じですか!?」


「落ち着け、こーへー」


「すいません、さっき、“完全な”女の子って言ってましたよね。どーゆーことですか?」



竜が尋ねた。


言われてみれば、確かに言ってたなぁ…




「あぁ、日本の最新の医療技術で完全な女の子になってもらう。これは政府の極秘プロジェクトで、優姫くんはその1人目として選ばれた。まあ、難しいことや困ったことは我々、政府がバックアップするから!」



「「……」」


シーン…

そりゃ、みんな混乱するよね。

お母さんも困った顔で笑う。



そんな中、ずっと黙ってた夢夏が…


「お兄ちゃんがお姉ちゃんになるの!?

私は大歓迎!むしろ、早くお姉ちゃんになって!!私、お兄ちゃんと買い物とか行くのが夢だったんだ〜。でも、お兄ちゃん一緒に行ってくれないし!お姉ちゃんだったら問題ないよ!」



(いや、問題だらけだよ!)

心の中でツッコミを入れる。



そのあと、夢夏はお母さんに怒られてました。




「でも、どうして優姫なんですか?優姫以外にもいい人がいたんじゃないんですか?」


竜が訊く。

優奈は今は固まって聞いてるみたいだ。




「いや、志願者がいなくてね。条件的にベストマッチだったのが優姫くんなの!お父さんもお母さんもプロジェクトに関わってるから安心でしょ!」


「あー、なるほど」



みんな、ボクの両親の職業は知っていたので納得している。


けれど…



「条件って他にもあるんですか?」

まーくんが尋ねた。



「まあ、色々とあるけど…。そんなに大事じゃないから気にしなくても大丈夫だよ」



き、気になる…



「それより、優姫くんの判断を聞きたい。他のみんなにも協力してもらうから、話をとりあえず聞いててくれ」



「俺たちもですか?」


「性別が変わったら、世界観も大きく変わるからね。親友のサポートは必要不可欠だよ」



「そ、そうなんですか…」




よくわからない…

とりあえず混乱するばかり。





「政府のサポートって優姫本人が希望してくれれば、何でもしてくれるんですか?」


「ええ。国家権力の乱用よ♡」



あ、この人に聞いたらヤバイ。

みんなそんな顔してる。こんな人でも公務員とかなれるんだな。



「じゃ、じゃあ…」


ボクは迷ったけど、やっぱりバレーはやめたくない。




「女の子になります」




交渉どこいったんすかね…



サブタイトル考えるの弱いっす

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