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ざっくりとコメディ系統

シスコンあおはるの青春!

3回目の投稿です。


最近、気付いたのですがまえがきとあとがきを書いている人、少ないですね。一部しか見てないので偶々その様な作者さんの作品を多く読んだだけなのかもしれません。


今回は、シスコンものです。

※作者本人には妹がいないので「妹」という存在が実在のものと大きく異なる場合が御座います。ご了承ください。

俺の名前は夏目(なつめ) 青春(あおはる)

今をときめく高校2年生だ!

今日も元気に友だちと登校中だぜ!


「あおはる〜?おーい?」


おっといえねぇ!その友だちをほったらかしにしちまった!


「どうしたんだ?真剣(しんけん) 新蔵(しんぞう)!」


「おい。今、なぜフルネームで呼んだ?」


「地の文を少なくする為だ!気にするな!」


「あぁ。そんなコトは正直この状況下では全くもってどうでも良い。そんなコトよりあおはる!お前、誰だ!」


「なんの話だい?俺の名前は夏目(なつめ) 青春(あおはる)!今をときめく高校2年生だ!」


「それだよ!お前いつもはそんな奴じゃねぇだろ!」


「そうだったな…ケンゾウ。俺は今、人生で最も幸せなんだ。」


「あおはる。まだ死んじゃダメだ。生きているのが辛いなら俺に相談しろ。」


「俺は良い友を持ったようだよ。そうだな。相談って訳ではないけど聞いてくれ…」



回想…


「お兄ちゃん。オハヨ!」


そう俺に声をかけるのはこの広き世界で一人しかいない。


「おはよう。冬華(ふゆか)。今日は早起きだな。」


そう我が愛しの妹、冬華である。

冬華はとっても可愛い中学1年生だ。

そして何より冬華はとても可愛い。どれ程、可愛いかというと二次元を含め森羅万象の(ry


「えっへへーん!今日は私より出るのが早いお兄ちゃんに幸せをプレゼントしまーす!」


冬華の魅力の一つ、それは兄思いであるコトだ。毎朝、俺に可愛い寝顔、太陽のような笑顔そして(ry


「おぉ!お兄ちゃんは冬華がお兄ちゃんの為に早起きしてくれただけでも嬉しいぞー。」


私は冬華を褒めるのが大好きだ。なぜなら思いのままを伝えれば冬華がそれで喜んでくれるからである。勿論、理由はこれだけでは(ry


「ふふーん。甘い!お兄ちゃん。甘いよ!マッ○スコーヒー並に甘いよ。」


マッ○スコーヒーとはシスコンの県、チバの周辺で製造、愛飲されている練乳入りの甘いコーヒーの事である。しかしそれよりも甘いものを俺は知っている。我が妹の声である。その甘さたるや、この世の食べ物では言い表せ(ry


「じゃあ、なんだろうな…」


くっ!その俺を困らせていて楽しんでいる小悪魔的な顔!すごく可愛いぞ!もしかしてコレか!コレに違いない!小悪魔と言ったがそれどころの可愛さではい!女神!いやそれ(ry


「答えは〜!」


そう言うと冬華は俺の首元に巻いてあるネクタイをスルッと取った!


まさか!落ち着いて!冬華!お兄ちゃん、まだ心の準備ってモノがぁぁぁああああ!!

いや覚悟を決めろ!一世一代の大勝負(ry


しかし予想と期待に反し冬華は俺のワイシャツの襟を立ててネクタイを結んでくれた…


これは…一体…ハッ!これはつまり…

俺のネクタイを結ぶ→俺との縁を結ぶ→俺と付き合う→俺と結婚したい→お兄ちゃん愛してる…


お兄ちゃんこれで飯10杯はいけるよ!

ふと気がつくと冬華は俺の襟を整え終えていた。


「コレでした〜。答えられなかったバツとしてお兄ちゃんは週末私とお出かけするのです!」


冬華よ。それはバツではなくご褒美です。ありがとうございます。ありがとうございます。冬華はとても幸せそうだ。天使、または女神の類を俺は目の前で見ている。今日は一日元気ハツラツに過ごせそうだぜ!


回想終わり…



「そうか。よかったな。」


「だろう?いいだろう?ケンゾウ。お前は弟しかいないもんな〜。妹の良さが分かる訳がないよな〜。」


「普通の妹はそんなに可愛い訳がない。あおはるのトコくらいだよ。」


「ふ。知れた事を。冬華はこの世で一番可愛いのだ!なぜならば!」


「語り出すなよ。学校ではやるなよ。お前のファンクラブもあるんだしよ。」


「知るか。そんな連中。シスコンと知って失恋する輩とは付き合えない。」


「いや。その前にシスコンは普通だれとも付き合えない。」


「馬鹿な。そんな世界あってたまるか。」


「その世界に生きているんだよ。あおはる、お前は。」


「そうだったのか。まぁ元々、冬華以外の女は女じゃないから付き合わねぇよ。問題ない。」


「俺には問題はエベレストのように見えるぞ…」


「ふ。問題を問題として見なければそれは問題ではない!」


「無茶苦茶だな。それとあおはる。一つ言っておきたいんだが…」


「なんだ?ケンゾウ。」


「あおはるの回想によると冬華ちゃんはネクタイを結ぶのが手慣れていたんだよな。」


「あぁ。そうだが?」


「冬華ちゃん、彼氏できたんじゃね?」



その時、沈黙が走った!季節も秋ゆえに枯葉が一枚舞った…


「ケンゾウ。」


「いや!推測だからね!大丈夫だよ!」


「本当か?!」


「いや。最近は夫のネクタイを結べない女性もいるらしいからな…」


「ウソだ!ウソだと言ってくれ!」


「まぁ憶測で話しても仕方がない。帰ったら聞いてみな。」


「俺の冬華はまだ中学の1年生だぞ!第一、俺はまだ付き合った事もないのに!」


「もう中学1年生だ。恋くらいするさ。それにあおはるが中学1年生の時、女子から47回も告白されてただろ?」


「そんな記憶はないのだが?」


「最悪だな。お前。俺は仲立ち役として結構使われてたというのに…」


「あ、思い出した。ケンゾウと体育館の裏で待ち合わせてた時は大抵その前に女子が告白しに来てたな。全部、振ったけど。」


「それだよ。シスコンの好きなタイプを聞かれて対応に困ったものだ。まぁつまり中学1年生になれば誰だって恋するのさ。」


「でもウチの冬華に限って…ハハハ。」


「兄バカだな。」


「き、聞いてみないと分からないだろ!」


「そうだな。」


この後、記憶にないが何気ない会話をしていた…と思う。



早速、放課後……


「ケンゾウ!俺はもう帰るぞ!」


部活には冬華をいかなる災厄から守る為、身体を鍛えられる運動部に入っていたがチンタラやっている部活だったので辞めた。帰宅部で助かったぜ!


「ちょっと待っ」


「て」を聞かずに俺は走った。

そう。帰宅部は帰宅することを生業(なりわい)とし帰宅することに命をかける。時には空を飛び、時には川を泳ぎ、時にはこの地を掘ってゆく!(ウソです。)

※あおはる君はしっかり交通ルールは守っています。ただし人が走る速度に交通ルールはありません。ですが安全第一であおはる君は走っていますのでご安心ください。



俺は帰宅に成功した。現在時刻は3時24分。新記録が出たかもしれない。冬華は女子バスケットボール部。帰宅は7時頃だ。よってそれまでの時を自室で過ごす。

おっとそもそもまだ家に入ってなかった。鍵穴に鍵を入れて捻る。そうすると…音がしない…あれ?手すりに手を掛けドアを引くと…

ガンっと音がした。

開かない。なんだ。逆だったか。

俺は冷静に鍵穴に鍵を入れて捻る。そうするとガチャと音がしてドアが開けた。


「ただいま。」


と言っても誰も居ない。両親は共働きだしウチには猫や犬の類は居ない。


自室に着くと俺は着替えて日課の筋トレを行った。時々、非モテのチャラい輩に絡まれるので筋トレを怠るとすり傷をしてしまう。それで冬華に心配をかけるのは御免だ。


気付くと6時になり風呂の時刻になった。汗だくの身体では冬華に嫌がられてしまう。


20分程で風呂を済ませ料理を始める。


料理できる男子はモテる…らしいが俺は冬華さえいればどうでも良い。それと疑問なんだが料理できない男子っているのか?


今日の夕食は昨日冬華が御所望だった、カレーライスだ!お兄ちゃんがんばるよ!


完成した。所要時間35分。煮込み過ぎると香りが消えるのであまり煮込まないのがポイントだ…


そろそろ我が愛しき妹、冬華が帰ってくる。

コトの真相を聞く時が迫る。


「ただいま〜!お兄ちゃん!」


この声は紛れもない。冬華のものだ。なんと良き声なのだろう。俺はこの一瞬一瞬が幸せである。特に挨拶というものは(ry


「おかえり。冬華。今日はリクエストにお応えしてカレーライスだぞ!」


「わぁい!やったぁ!」


俺はこんなに可愛くて無邪気で(ry な妹を疑っているのか…彼氏がいると…いや…そんなハズはないのだ…いやしかし…こんな無邪気だからこそ男がホイホイ寄ってくるのか?確かに冬華は(ry


「なぁ。冬華…」


聞くんだ!俺!がんばれ!もたもたすると身体に悪い!


「どうしたの?お兄ちゃん?」


今だ!今しかない!某先生が言ってた!「いつ、やるの?今でしょ!」と!


「彼氏…いるのか?」


聞いた。聞けた。聞いてしまった。俺は今、パンドラの箱を開けてしまった…


「彼氏〜?………えっ!えっと!そっそれはどういう意味なのかな?」


やばい。まずい。大変だ。地の文でやばいってなんだよ!?何がどうなっているんだ?これは!この反応は、いるのか、いないのか!?分からん!お兄ちゃん、頭がショートしそうだよ!返すのだ!言葉を!何でも良い!


「そのままの意味だよ。深い意味はない。」


「なんだ…そうなんだ。彼氏はいないよ。お兄ちゃん。」


「なんだ」ってなんだ?何故(なにゆえ)そんな残念そうな顔をしていのだ?彼氏はいない。その情報は兄として良かったのだが、また兄としてその残念そうな顔は見過ごせない。


「冬華?なんでそんな残念そうな顔をしているんだ?」


「何でもないよ!ほら!カレー食べよ!」


それから冬華は、さっきの残念そうな顔を忘れされるかのように美味しそうにカレーライスを食べていた。でも本当に美味しそうだったから良しとした…


あ、何でネクタイ結んでくれたか聞いてなかったな。今日は聞くタイミングを失った。そういうことにしよう。

「妹」

未だ女ではない。と書いて「妹」。

この未確認生命体を描くには、

重度のシスコンレベルと

変態と違いない想像力が

必要であると聞きます。

果たして私はそんな作品を書けたのか…

それは誰にも

分からないのかもしれませんね。


さて

いかがだったでしょうか?

楽しんでいただけたなら幸いです。


今回は「短編が短編だからって短すぎるのではないか…」と思ったので長めの短編を書いてみました。長いだけでつまらない文章にならぬ様、努力したつもりです。


作品とは数字で表せられないものです。

美しさ可愛さシスコンさ…などなど

この全てを数値化する事はできません。

何故ならば

人それぞれ感じるものが違うからです。

これは人に与えられた権利の一つであり

矯正されるべきものではありません。

よってシスコンは迫害されるべきでは

ありません。

ロリコンも同じです。

幼女に悪い事をする事件が

近頃多発しておりますが

彼等は紳士ではないのでただの犯罪者です。

ロリコンは悪くないです。

因みに私はロリコンではありません。


小説に関してみなさんのアドバイスやご助言をいただけたら今後の参考にしていく所存なのでよろしくお願いします。(アドバイス=ご助言だよな。)


それでは、さようなら。

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