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中津と鴨川は名古屋駅に降り立った。

「たしか、大野はるかのマンションは栄町でしたよね?」

「だから今から地下鉄に乗るぞ。」


大野はるかが住んでいたのは栄町の高級マンションである。

「若いOLが一人で住むには高すぎると思うのだが・・・」

中津がマンションを見上げた。

「警部、とにかく部屋を見に行きましょう。」

管理人に頼んで部屋を開けてもらい、二人は部屋に入った。

部屋の中にはブランドもののバックや化粧品が散乱していた。

「こんな部屋に住んで、こんなにブランドものを使っていたということは、パトロンから大金をもらっていたと考えていいだろう。」

「警部!」

鴨川が何かを発見したようだった。

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