幽霊事件解決
翌朝は最悪の目覚めだった
「おはよ-!!」
GLが枕元にいる
「起きたか」
鬼怒さんは横にいる
「もう、俺知らねぇ!!」
部屋の隅で竜山が泣いている
「…鬼怒さん」
「何だ?」
「どういうつもりですか?」
「何が?」
「自由にして良いって!!」
「そのことか…」
「これからよろしくね!」
笑顔のGL
「これからって…」
「交換条件って言うのは、お前がGLに生命エネルギ-を、摂取させる代わりに、お前を守ってもらう、ということだ」
「…どういうことですか?」
「能力不明は希少だからな」
「護衛をしてもらう代わりに、給料としてエネルギ-を摂取させるって事だ」
「…じゃぁ、これからずっと」
「…がんばれよ」
GLに憑かれた瞬間だった
生徒会室に戻った僕たちを、会長が待っていた
「任務完了ね!!」
「…何も言ってませんよ」
「まさか…」
「監視カメラって便利ね!!」
「コレのことか?」
鬼怒さんの手には、破壊されたカメラがあった
「あ--!!」
「人の部屋にまで付けるな」
「チッ!見つかったか…」
…この人、黒いな
「まぁ、いいわ」
「任務完了だから、報酬金は口座に振り込んどくわね」
「…報酬?」
「任務を達成したら、報酬金が出るわ」
「それで、この学園で暮らしていくのよ」
「そうなんですか…」
「任務の内容によって金額も変わるわ」
「今回はどのくらいですか?」
「1万よ」
「…1万!?」
結構おいしい仕事だな
「安いモノよ」
「最高ランクの仕事なんて、1回で、50万は下らないわ」
「おお…」
「その分、難しいけどね」
「危険だし…」
「それに、武器の修理とかで、結構取られるから」
「武器の修理?」
「秋雨君は持ってないけど、普通は武器を持つわ」
「…鬼怒さんも持ってるんですか?」
「持ってるぞ」
「俺も持ってる」
鬼怒さんは、ハンマ-
竜山は日本刀らしい
「会長は…」
「ハンドガンよ」
「…ハンドガン」
「アナタには、可愛い相方が居るじゃない」
「GLのことですか?」
「そうだけど?」
「2回もキスするなんて、愛し合ってるわね」
「…違います」
「あら、そうなの?」
「私は愛し合っても構わないかな~」
背後から、いきなりGLが飛び出してきた
「これから、よろしくね!!」
…憑かれた
いや、疲れた