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ハロウィン!アメ強奪戦3

校舎裏


「さて…、君達に勝てばアメが2つ手に入るわけだよ」


ガシャァァン!!


大鎌を構える首狩


「一気にリ-チじゃないか」


「勝てれば…、ですけどね」


「こっちも、容赦はしませんよ」


ハンドガンと日本刀を構える秋雨と竜山


「さぁ、始めようじゃないか」


「はい!!」


パァァァン!!


秋雨が首狩に向かって、ハンドガンを撃つ


「おっと!!」


キィイィィン!!


大鎌で弾を弾く首狩


「危ないじゃないか」


「大丈夫です!ゴム弾ですから!!」


「それより、油断していて良いんですか?」


ガシャン


首狩の背後から、金属音


「弾を囮に、背後に回り込む…か」

「悪くない戦法だよ」


「だけど…」


ゴッ!!


「がぁ!?」


素手で竜山を吹っ飛ばす首狩


「まだ、甘い」


「素手で、ですか…」

「反則でしょう?」


「いやいや!実力だよ」


「さて、1年生2人に負けられないんだよ!こっちはね」


首狩が大鎌を振り上げる


「大鎌威絶!!」


ゴォォォォォォオォォン!!


激しい風が秋雨と竜山を吹き飛ばす


「おおぉぉおぉお!?」


「うわぁぁ!?」


ドォォォン!!


地面に激しく叩きつけられる2人


「が…!!」


「痛ぇ…!!」



「降参するかい?2人とも」


ゆっくり歩み寄ってくる首狩


「まだまだですよ!!」


「舐めないでください!首狩さん!!」


2人は立ち上がった



生徒会室前


「はぁ!はぁ!!」


「まだ、続けるのかしら?椿姫さん」


「やりますわね…」


「伊達に、戦闘任務を請け負う生徒会長じゃないわ」


椿姫は戦闘開始から、徐々に押され始めている


しかし、この状況を良く思っていない人物が居た


生徒会室前、屋根


「頑張ってください!椿姫さん」


双眼鏡で観戦する亞幹璃


「まずい…!会長が勝ってしまったら…」


亞幹璃の脳内に、コレからの流れが浮かぶ


会長が勝つ→相手が居なくなる→私を見つける→妙なコスプレ


「やばいですね…」



生徒会室前


「仕方有りませんわね…」

「アメをお渡ししますわ」


「あら!負けを認めるのかしら?」


「負けは負けですわ…、しかし!この借りは必ず!!」


「いいわ!アメを寄越しなさい!!」


「…解っていますわ」


生徒会室前、屋根


「降参しないでください!椿姫さん!!」


「こうなったら、仕方有りませんね」


ガチャッ


背中からスナイパ-ライフルを取り出す亞幹璃


「眠ってください!会長!!」


パァン!!


会長に向かって、麻酔弾を放つ亞幹璃


生徒会室前


会長の背後から、麻酔弾が飛んでくる


パシッ!


「あら、観戦だけじゃなかったのかしら?亞幹璃君」


生徒会室前、屋根


「…!!」


「に、逃げなければ…!!」


全力ダッシュで出口へ向かう亞幹璃


「逃がさないわよ!!」


生徒会室


生徒会室では、以前として鬼怒と刃影が作業をしていた


「ん!?」


「どうした?刃影」


「この匂いは…!!」


「…」


鬼怒が無言でマスクを着用する


「あ!テメェ!!俺のマスクは!?」


「…先輩に敬語ぐらい使え」


その日、生徒会室と屋根から、気絶した生徒が2名、発見されたそうです



3年寮前


「やるやないか…!3年生!!」


「自分=ピンチ」


「君達も中々のモノだよ」



岩角と挽我、寺冬の実力差は、目で見るより明らかであった


硬化によって、傷を受けない岩角に対し、痛みは感じないが、ダメ-ジは蓄積している挽我、能力の使いすぎで、体力を消耗している寺冬


「さて、アメをくれるかな?」

「おっと!「トリックオアトリ-ト!」だったね」


「良いキャラしとるな…!3年生」


「自分=降参」


「素直でよろしい」


優しく微笑む岩角であった


岩角、アメ2つ獲得



渡り廊下


「何故だ?白刃之」


「…何がだ?」


激しい戦闘により、周りのほとんどを破壊しているメタルと白刃之


「能力を何故、使わない?」


「こんなところで、俺の能力は使うべきじゃない」


「そりゃ、そうだな」


「それに、アンタも使ってないだろ?」


「…バレてたか」


「当たり前だ」


先刻から、短い会話をしては戦闘をするをくり返している


しかし、傷だらけの白刃之に対して、無傷のメタル


「そろそろ、降参か?」


微笑むメタル


「笑えない冗談だな」


苦笑する白刃之


「武器すら使ってない相手に、降参は出来ねぇよ」


「そうか?」

「恥じることはないだろう!俺は教員クラスなんだから」


「…それもそうだな」


「降参?」


「それも、悪くないかもな」

「だが、降参はしない」


「…約束だったか?」


「…知ってたのか」


「情報通なんだよ!俺はな」


「…俺のワガママを聞いてくれないか?メタル」


「何だ?それと、「さん」を付けろ」


「能力を、使わせてくれ」


「…本気で言ってるのか?」


「…本気だ」


「…手は抜けないな」

「良いぞ!使え」


「感謝するぜ!メタル…さん?」


「何で疑問系なんだよ」



ガァァァァァアアァァァアアン!!


激しい爆音と共に、渡り廊下が消し飛ぶ






















爆音の後に残ったのは、瓦礫の山


そこに横たわるメタル


「…ワガママすぎたか?メタルさん」


「流石に、アンタでも耐えれなかったか…」



「ガキが…、調子に乗んなよ」


ガラガラ!!


メタルが瓦礫の山から出てくる


「確かに、ちょっくら効いたな…」

「だが、致命傷じゃない」


「まったく!また給料が減給される…」


ため息をつくメタル


「…ま、ワガママを聞いてくれてありがとよ」


「…過去にしがみつくなよ、白刃之」


「…自分でも、切り捨てたいんだがな」


「そんな宙ぶらりんな状態じゃ、いつか死ぬぞ」


「解ってる、解ってるんだがな」


「…戦闘はココまでだ!アオシ!!」


「何だ?」


「校長に修理頼んどいてくれ!!」


「…解った」


「アメはくれてやる」

「ただし、修理費はお前が持てよ?白刃之」


「…仕方ねぇな」



白刃之


アメ、1つ獲得

読んでいただきありがとうございました

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