ハロウィンコンテスト
ハロウィンパ-ティ準備の次の日…
WG学園の全生徒と先生が、地下試験会場に集まっていた
「コレが、ハロウィンパ-ティか…」
「凄いな…」
秋雨と竜山は、その盛大さに圧倒されっぱなし
「楽しんでるかい?秋雨君に竜山君」
「首狩さん!」
死神の衣装の首狩が2人に近寄ってくる
「このパ-ティは、普段の任務を忘れて、楽しむための物だからね」
「楽しまなきゃ、損だよ?」
「は、はい!」
「それじゃ、楽しんでね!」
そう言い残すと、首狩は去っていった
「…あ!」
「どうした?竜山」
「夜風の衣装、聞いとけば良かった!!」
「…そのうち解るだろ」
すでに、GLと火衣良ちゃんはハロウィンコンテストのスタンバイ中である
バン!!
会場、全体が暗くなる
バッバババッババ!!
ライトが、会場の一番前に集中する
「皆さん!ごきげんよう!!」
校長が、いつの間にか立っている
「このイベントを楽しんでるかな?」
「さて、そろそろ…」
「ハロウィンコンテストを始めましょうか!!」
「うぉぉぉぉぉおおおぉぉ!!」
最高潮に達する会場
「…そんなに、楽しみなのか」
「そうみたいだね」
「それでは!まず、エントリ-No1、生徒会!!」
「あ!水無月さんと骸瀧さんだ!!」
「どんな衣装なんだろうな?」
ババッバババババ!!
バン!!
ライトが一点に集中する
「うぉおおおぉぉ!!」
盛り上がる会場
ボォォッン!!
激しい爆発音と共に、2人が登場する
「水無月 紫苑と骸瀧 鎖雷です!!」
水無月は妖精の衣装、骸瀧は黒猫の服に魔女の帽子の衣装である
「…」
息をのむ会場
「流石は、去年の優勝チ-ム…」
「レベルが高ぇぜ…」
ざわつく会場
「どうした?竜山」
「アレは良い…、いや、むしろ、アレが良い」
「大丈夫か…?」
「さて!エントリ-No2、風紀委員会!!」
「うぉおおぉぉ!!」
「夜風、どんな格好するのかな?」
「さぁ?」
ババッババババ!!
バン!!
ボォォォォン!!
激しい爆発音と共に、夜風と火衣良ちゃんが登場する
「夜風 珠洲三と火衣良 夢火です!!」
「うぉぉおおおぉぉ!!」
夜風はメイド服の衣装、火衣良ちゃんは、やはり布に穴を2つ開けた幽霊衣装である
「ばぁ-!!」
火衣良ちゃんが踊る
「うぉおぉぉぉ!!」
さらに盛り上がる会場
「わ、私は、この様な衣装は…」
顔を赤くする夜風
「うぉぉぉぉおぉおおお!!」
に、対して、さらに盛り上がる会場
「さて!エントリ-No3、治療委員会!!」
バッバババババ!!
バン!!
「ついに、GLだな」
「オ-バ-ヒ-トしてなきゃ良いけど…」
ボォォォオン!!
激しい爆発音と共に、GLと椿姫が登場する
「うぉぉぉおおおぉ!!」
盛り上がる会場
「GLと椿姫 桜香です!!」
「うぉぉぉぉおおお!!」
「今回こそ、優勝はいただきましてよ!!」
「何で…、私がこんな格好を…」
GLはヒョウ柄の水着に近い衣装、椿姫はそのまま、ドレスである
その上、明らかに、態度が対照的な2人
しかし、そのギャップが会場をさらに盛り上げる
「GL、結局あの格好で出たのか…」
「良いじゃないか!俺は大賛成!!」
「続いて、エントリ-No4、教員組です!!」
「うぉぉおおぉ!!」
盛り上がる会場
「その他じゃなくて、教員組か…」
「適切な呼び方だな」
バッババババッバ!!
バン!!
ボォォォッォオオン!!
「如月 美海とネオンです!!」
「うぉおおぉぉ!!」
盛り上がる会場
美海は騎士の衣装、ネオンは包帯女の衣装である
「ナイスですぞぉぉぉ!お嬢様ぁぁ!!」
激写している執事
「…何してるんですか?執事さん」
「あ、いえいえ!今後の思い出作りに…」
「さて!これで全員が出そろいました!!」
「皆さんは、お手元のボタンで、最も良かったエントリ-Noを押してください!!」
「どれにしようか…」
「やっぱり、生徒会?」
「う-ん?」
「断固!教員組ですぞぉ!!」
「…執事さん、落ち着いてください」
「さて!集計結果が出ました!!」
「お!早いな」
「優勝チ-ムは…」
ババッババッバババッバ!!
ライトが右往左往する会場
「生徒会です!!」
「うぉおおおぉぉ!!」
大いに盛り上がる会場
「生徒会には、特別賞金が贈られます!!」
「やったわ!」
遠くでガッツポ-ズする会長
「まぁ、予想通りだな」
「やった-!!」
前で大はしゃぎする水無月と骸瀧
「あら-、GLと火衣良ちゃんはダメだったか…」
「ま、仕方ないさ…」
「お嬢様ぁぁ---!!」
「執事さん、落ち着いてください」
「それでは、コンテストも終わりましたので、心ゆくまでパ-ティをお楽しみください!!」
「イェエエイイ!!」
そうして、ハロウィン前夜は盛大に盛り上がった
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