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幽霊事件1

竜山の悲劇の後、僕たちは鬼怒さんに呼び止められた


「君たちには、依頼があるんだ」



「依頼…ですか?」


「簡単なモノだ」



「僕たち2人に?」



「そうだ」




「依頼内容は、最近出没する幽霊の調査だ」



「それって、GLでは…?」



「彼女だ」



「だったら、調査の必要は…」



「彼女の目的を調べてほしい」



「目的?」



「そうだ」


「夜になって寝ていると、彼女が上に立っている…と、皆から苦情が来ていてね」



「その目的を僕たちに?」



「調べてほしいんだ」


「まぁ、腕試しみたいなモノだ」



「…分かりました」

「同じく、了解です!!」




その夜、苦情が最も多い3年の寮の通り道で、待機することになった



「GLって可愛いけど…」

「除霊とかしなきゃならないのかな~?」


「目的によるだろう…」



春先なので、少し冷えるが我慢するしかない


「俺、パン買ってくるから、見張っててくれ」


「…僕はチョコ味ね」



「OK」



そう言うと、竜山は食堂に走っていった



「この時間食堂って、開いてるのか?」


独り言を言いながら待っていると…



「ギャアァァアアァ!!」



遠くから竜山の叫び声が聞こえてきた


「どうした!?」



見張り場から、声にした場所に走っていくと



「大げさだな…」


副議長の骸瀧さんがコ-ヒ-を飲みながら、立っていた



「…どうして骸瀧さんが?」



「のどが渇いたから、喫茶店に行ってたんだ」


「竜山が気絶してますが…」




「…この時間に売店と食堂は開いていない、と言っただけよ」



「そうですか」


「それだけで気絶など…、精神が弱すぎるわ!!」



「アナタだから、気絶したんだと思いますが…」



「ん?何か言った?」


「いえ、何も…」



「喫茶店は24時間、開いてるから喫茶店に行きなさい」



「ありがとうございます」



そう言って、骸瀧さんは自室に戻っていった




「竜山!竜山!!」



「ヒィィィ!!勘弁してください!!」


どんな事されたんだ…?




「あ…、秋雨か」


「大丈夫か?」


「今、骸瀧さんが…」



「そんなことより、俺がパン買ってくるから、見張っててくれ」


「ああ、解った」




鼻歌を歌いながら喫茶店へと向かう



「ここかな?」



喫茶店MTL と書かれた看板がある



「すいませ-ん」


「いらっしゃい」



出てきたのはツバ帽子の人を、押さえていた、カウボ-イハットの人だ



「パン、有りますか?」



「あるよ」


「チョコ味と…」


竜山に何味か聞いていなかった…


「チョコ味と、おすすめの味でお願いします」


「はい、はい」




「お待たせ」



「どうも」



「120円だよ」


…安い!!




「君って、秋雨君?」



「ええ、そうですよ」



「君が…、メタルと同じ真の能力者か」



「メタルって…」



「各部署配属の時、暴れてた奴だよ」

「キレやすいけど、いい奴だ」



「…そうですか」


「今度、紹介するよ」



「…どうも」



金を払って竜山の所に戻った



「お帰り」


「ただいま」




「何か、変化あった?」



「特になし」




「そうか…」


それから、しばらく経って、ウトウトし始めたときだった



「…!!」


「おい!秋雨!!」



「ん…?どうした?」



「!!」



僕の目の前にはGLが立っていた


…いや、浮いていた



「なるほどねぇ…」



僕をジロジロ見回すGL



「君に決めた!」



「…はい?」



「んむ!!?」



何が起こった!?



横には口が全開の竜山


目の前にはGL


唇には柔らかい感触



…まさか


そんなはずはない!!

生まれてこの方、女子に興味を持ったことも無く、持たれたこともない僕が…



ゆっくり遠のくGL


「うん!いい味してる!!」


そう言って、飛んで行ってしまった




「…嘘だ」


その日の記憶は、そこで途切れている

読んでいただきありがとうございました

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