コイン捜索
「まず、単独行動は禁止だ」
「はい!!」
鬼怒は、全員を仕切っている
「全員をグル-プに分け、それぞれがコインを捜索」
「見つけたら、大声で知らせろ!!」
「俺と秋雨と挽我!」
「GLと亞幹璃!」
「水無月と骸瀧と寺冬!」
「このグル-プ分けで行く!!」
「岩角、首狩、夜風、竜山、火衣良に出会った者は、同じように伝えてくれ!!」
「では、行け!!」
鬼怒の掛け声で、それぞれのグル-プが散っていく
「行くぞ!秋雨、挽我!!」
「はい!」
「了解や!!」
「…秋雨!」
「何?挽我」
「この鬼怒って言う人、行動力が凄いなぁ」
「僕も、そう思うよ」
「それにしても…」
「異常な広さだな、この廃校は」
普通の学校の2倍は有ろうかと言うほどの廃校
無論、捜索に時間もかかってしまう
「ここが、怪しいな…」
鬼怒達が、たどり着いたのは、大きな扉の前
「開けます!」
秋雨が、扉を開けようとする
「ん!!」
ガッシャ!!
ガチガチ!!
扉は鍵で閉まっており、開きそうにない
「ダメですね…」
「除け、秋雨」
鬼怒が、後ろから静かに呟く
「むぅん!!」
鬼怒のハンマ-が、扉を粉砕する
「上に続くみたいだな…」
「行くぞ」
「…は、はい」
廃校、地下
水無月グル-プ
ガタガタ
水無月は、ずっと震えていた
「水無月=大丈夫?」
「う、うん…」
「君は、怖くないのかい?寺冬君」
「自分=怖くない」
「そうか」
バサバサバサ!!
コウモリが、飛び立っていく
「キャァア!!」
水無月が、しゃがみ込む
「水無月=心配不要」
寺冬が、優しく水無月の頭をなでる
「う゛…う゛ん」
水無月は、今にも泣きそうだ
「泣いちゃダメだよ、水無月ちゃん」
骸瀧も、心配そうに水無月を慰める
パシャッ!!
一瞬、眩しい光が水無月達を包む
「な、何!?」
「光=正体不明!!」
「もう少し、斜めの方が良いかな…」
骸瀧が、デジタルカメラをいじっている
「骸瀧=何やってる?」
「泣き顔が可愛くて、つい…」
「ビ、ビックリしたぁ~」
シュルルルルル!!
「!!」
暗闇から出てきたツタが、水無月を襲う
「水無月ちゃん!!」
「水無月=守る!!」
寺冬が身を挺して、水無月をかばう
「自分=負傷…」
「しかし=頑張る!!」
グググググ!!
寺冬がツタを押さえ込む形になっている
「寺冬君!!」
シュルルルルル!!
さらに、ツタが数を増やす
「自分=危険…」
ググルルルウル!!
ツタが、寺冬を完全に丸め込む
「水無月=無事」
「自分=願う…」
パァァァン!!
何かが弾けたような音の後、寺冬の姿が消える
「そんな…」
「寺冬君…」
シュルルルル…
ツタは、暗闇の中へと消えていった
GLグル-プ
「コインは、何処にあるんでしょうか?」
「解らないわ」
「全部の部屋を当たるしかないわね…」
「そうですね」
「アナタ、能力は何なの?」
「行動を共にするんだから、教えてくれない?」
「私の能力は、ある程度の物体を分身させる能力です」
「分身?」
「しかし、分身と言っても、分身させればさせるほど、威力は弱まります」
「へぇ~」
「皆はその能力を知ってるの?」
「はい、会長方は知っています」
「そうなんだ…」
「そう言えば、アナタって、本部に帰らないの?」
「それが…」
「?」
「帰りの船や飛行機が、僕の帰られる日に限って、出発できなくなるんです」
「え…」
「「甘い香りがしたと思ったら、吐き気がしてきた」と、パイロット達は証言しています」
「犯人は、特定できるのですが…」
「その犯人を捕まえて、無事で済むとは思えないのです…」
「そうでしょうね」
2人が話している間にも、小さな教室が見えてきた
「あら、教室みたいね」
「入ってみますか?」
「そうしましょう」
廃校舎探索より、4時間が経っていた
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