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夜間急襲

本部、下位戦闘員達は門から侵入しようとしていた



「気をつけろ!セキュリティがある」


「解ってる」

「だが、構造はお見通しだ」



「俺から行くぞ」


スゥ…


静かに足を踏み入れる戦闘員


「よし!大丈夫だ!!」


ピピピピピピピピ!!


「なっ!?」


バァァァン!!



激しい爆発音と共に、侵入した戦闘員が灰になる



「馬鹿な!」


「仕掛けの解除方法は、間違ってないはず…」



「おそらく、何者かが、改造したんでしょう」


「霧上さん!」

「そんな技術力を持った奴が居るのでしょうか!?」



「…居るんでしょうね」



「破壊するわよ」


「は、はい!」



ガシャァン!


「破壊したわ」


「速やかに突撃しなさい!!」



「了解!」



「A班は西へ、B班は東、C班は北よ!!」



ザッ!



各班は、それぞれ散っていった



「私は、ゆっくり行かせてもらおうかしら」


霧上は、ゆっくりと歩を進めた



A班


「西には、寮が有るな」


「目的は、元本部役員達の抹殺と、秋雨の奪還だ!」


「解っている」


「…おい!」



「ん?」



「何か、聞こえないか?」


「…何が?」



闇から、唄が聞こえてくる



「キレイな唄だな…」


「…!?」


戦闘員達の頭に、激痛が走る



「ガァァッァァ!!」


「あ、頭が…、割れる!!」



「この唄が…原因か!」


「クソ…!!」


「俺の能力を使う!!」



キィィィン!


眩しい光が、辺りを照らす



「誰だ!?」


「あ、見つかっちゃた…」



「ガキ!?」


「水無月 紫苑よ!!」



「…見られたからには、殺すしかないな」



バッ!



全員が、水無月に飛びかかる



「手を出すな」


ジャラララララララ!!



「ぐぅ!?」


鎖が、戦闘員達の体を締め付ける



「キサマは…!」


「おや、私を知っているのか?」



「骸瀧 鎖雷!!」



「有名なの?私」



「その華麗な外見とは裏腹に、ドSで、幼女が大好きなロリコンと、言われる…」



「…」



ガキィィン!



「ぐぅ…」


「おい!しっかりしろ!!」


戦闘員の体に鎖が食い込んでいく



「何か用があるのでしょう?」


「言いなさい」



「誰が、お前達なんかに…!!」



グググググ!



「おげぇえぇぇ」


「さぁ、言葉に気をつけて言いなさい」



「解った!言うから!!」


この時、戦闘員は考えていた



どうする!?


情報なんざ、吐いたら殺される!!


そもそも、敗者は死すべし、なんだから、どのみち死ぬ!!



「情報は…」


「コレだ!!」



パァァン!!


辺りを煙が覆い尽くす


「ハハハハハ!!俺の能力を食らえ!!」



「全員、一時撤退だ!!」


「お、おう!!」



「おや、何処に行くんだ?」



「な…」


メキッ


「むぅん!!」



ガガガッガガガガガガ!!


「ぐぉ…」


気を失う戦闘員



「さて、どうやって逃げるんだい?」


「遅いわよ!岩角!!」


「暗いから、迷ったんだよ」



「まったく…」


「さて、骸瀧!こいつ達、どうする?」



「心配するな」

「アンタ達の相手は、俺だから」



「!!」


ゴッ!


岩角の顔に、蹴りが入る


「ぐぅむぅ!!」

「カァァ!!」


ブゥン!!


手で払いのける岩角



「…今の手で払えるのか」


「良い蹴りだな」



「名は、何という?」


三門ミモン バルサ-ノだ」



「バルサ-ノ?」



「ハ-フなんだよ!!」


「何年生だ?」



「あ?2年だ」


「そうか…」



「骸瀧!どう思う?」


「いけないな」



「何ごちゃごちゃ言ってんだ!?」


「支部の学生ごときが、本部の戦闘員様に勝てるはずねぇだろ!!」




「言葉」



「あ?」



「言葉使い、直せ」


「はぁ?」



「先輩を敬うのが、基本だろう」



「ごちゃごちゃ、うるせぇんだよ!!」


「食らいやがれ!!」



素早い蹴りが、岩角の顔を狙う


「直さないのか…」

「お仕置きが必要だね」


「むぅぅぅ…」


手に力をためる岩角


「ハァ!!」



ゴォォォォォ!!



「おぉお!?」



正拳突きの風圧で、飛ばされる三門



「っとぉ!」



「着地しても、安心してはいけない」



ジャァラララッララ!


バキン!!



「鎖か…」



「ただの鎖ではないよ」


バチィィィィィィ!!



「ガァァァァ!!」


「電撃も、流れるようになってる」



シュゥゥゥゥゥ…


「はぁ、はぁ」


「降参かい?」



「ふん!アンタ達の属性は、把握したぜ!!」



「おりゃぁ!」


ガキン!


骸瀧の鎖を、引きちぎる三門



「俺の能力を教えてやる」


「相手の属性攻撃を受けたら、その威力で返す!!」



「骸瀧ィ!お前は雷だな!!」


バチバチバチ!


「キャァァァ!!」



「ククク!だから、勝てるはずねぇっての!!」



「お前は風だな!!」


ビュオォォオォオォォ!!



「死ね!!」



「…はぁ」



ブン!!


岩角が激しく手を振る



「な…、何だとぉ!?」


「風を打ち消した!?」



「その威力で返すと言うことは、攻撃を受けてなかったら、無に等しいと言うことだな」



「俺は、テメェの正拳突きを…!」


「あれは、属性攻撃じゃない」



「ただの正拳突きだ」



「正拳突きで、人が飛ばせるか!!」



「飛ばせたんだから、仕方ないだろう」


「水無月!骸瀧を連れて、寮に隠れとけ!!」


「は、はい!!」



「く…、岩角、すまない」



「良いさ」



「コイツは、俺が片付けておこう」


「…頼む」


「ああ」



「片付ける?」

「笑わせんじゃねぇぞ!!」



「片付けるのは、この俺様だ!!」





岩角 瓦威斗、三門バルサ-ノ


戦闘開始



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