表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/226

記憶の修復

「秋雨!!」


「静かに」


保健室は、生徒会の面々で溢れかえっていた



「君は、大丈夫なのか?竜山君」


「はい、傷は痛みますが…」



「イトウさん!秋雨の容態は…」



「良くないね」


「どうしても、記憶が戻らない」



「そんな…」




「…可能性としてだが」


「もし、軌跡の牢獄が、脳内に直接、干渉するタイプなら…」



「脳の細胞が、エネルギ-によって、破壊されているのなら…」


「秋雨君の能力を使えば、治るかもしれない」



「え!?」


「体の一部の細胞に、記憶が残っているのなら、脳に移植して…」



「能力を使うんですね!!」


「そうだ」



「でも、秋雨本人が、これじゃ…」



「…能力の強制発動が有る」


「強制発動?」



「相手の能力を、強制的に発動する、ってことだ」




「それはダメだろ」


「鬼怒先輩…」



「能力の強制発動は、失敗すれば、寿命を大きく削る」



「成功確率は、30%って所だ」



「他に方法がない」



「俺は、了承できないな」



「私の、エネルギ-細胞を使えば…!!」



「…GL、それも無理だ」



「どうして!?」



「秋雨から貰ったエネルギ-は、お前のエネルギ-に変換されてる」


「違うエネルギ-細胞を、組み合わせると…」




「体が破壊される」



「じゃぁ、どうするんですか!?」




「強制発動にかけるしかない」


「30%を跳ね上げる方法がある」



「何ですか!?」



「常に、エネルギ-を供給させておくこと」

「エネルギ-だけで良いから、属性は関係ない」



「ただし、供給できるのは、1人のみだ」


「2人以上は、エネルギ-が混合するから、危険すぎる」



「常にって…どれぐらいですか!?」


「1日中だ」



「それなら、どうにか…」


「今の秋雨は、無限に、高速でエネルギ-を吸収する」



「ヘタをすれば、供給させている奴も死にかねない」


「竜山達は、本部でエネルギ-を使い果たしてる」



「…他に、誰がする?」



「俺がする」


「鬼怒先輩!!」



「…次の書記を決めるのは、面倒くさいからな」



「お願いします!!」


「任せろ」



「じゃぁ、鬼怒君以外、出て行ってくれ」



「え?どうして…」



「病人が寝てるんだ」



「あ…」


「失礼しました」



バタン



「…全員、出て行ったか」



「鬼怒君、どういうつもりだ?」



「…何がですか?」




「神月総督が、この程度で諦めるとは、思えない」


「おそらく、襲撃してくるだろう」



「狙われるのは、秋雨や、元本部役員だ」


「無論、エネルギ-を与えてる君も、ね」




「エネルギ-供給中は、動くことが出来ない」



「いくら、君でも…」




「俺は、後輩に、この危険な仕事を任せました」


「自分の部下なのに…」




「罪幌の知ってワケかい?」



「ええ、そうです」



「…嘘はつく物じゃない」


「!!」



「ま、あまり深くは言わないよ」



「…後は任せたよ」



「…はい」






当日、夜間



「こちら、A班!目的地に到着です!!」



「同じく、B班」



「C班も、完了しました」



「ウフフフ!準備は良いかしら?」



「はい!」



校舎の各地には、本部、下位戦闘員が数名



そして、霧上が居た



「突撃しなさい!!」


「目標は、本部役員達、秋雨よ!!」



「了解しました!!」


霧上 魔羅


本部、下位戦闘員


支部、WG学園侵入







秋雨 紅葉


本部から帰還より、9時間が経っていた


読んでいただきありがとうございました

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ