戦闘訓練開始
「あ~…、今日は、戦闘訓練か…」
「どうした?竜山」
「行きたくないな…」
「どうしてだ?」
「お前、行ったこと無かったけ?」
「今日が初めてだからな」
「…行けば解るさ」
今日は、1年生徒の戦闘訓練
僕は、能力が解ってなかったので、今まで参加せず、今日が初めてだ
「全員注目!!」
「今日は、戦闘訓練だ!!」
前には、金髪の迫力ある人が立っている
「アレ、誰だ?」
「戦闘訓練教官の、アオシ先生」
「隣の、ハチマキしてるのがオキナ先生」
「猫のかぶり物してるのがアメ-ル先生だ」
「へぇ~」
「皆には、訓練を始める前に、聞いておくことが有る!」
「何だろ…」
「先日の花見大会で、教員のみに、1個だけ配布される桜餅が有った!」
「俺は、楽しみに取っておいたのが、今日の朝、無くなっていた…」
「心当たりがある者は居ないか!?」
皆、「知っているか?」と、言うばかりに、周りを見回す
「…竜山」
「何だ?」
「オキナさんの口に、喰いカスが着いてないか?」
「あ、本当だ」
オキナさんの口はモグモグ動いている
「オキナさんかな?」
「自分の餅だろ?」
「そうかな-」
続けて、2つめを口に放り込んだ
「ん、美味い」
その一言に、アオシさんが振り向いた
「…」
「…」
ザッ!!
「あ!オキナさんが逃げた!!」
「アオシさんが追った!!」
2人は走っていってしまった
「え-、皆さん、すいません」
「僕が変わりまして、訓練のメニュ-を言います」
「まず、準備運動に、グランド20周」
「その後、能力活性化の為の精神統一」
「で、能力を使った実戦練習です」
「頑張ってね」
この学校のグランドって、1周500メ-トルぐらい有るはず…
「解ったか?秋雨」
「コレが、戦闘訓練だ」
そりゃ、嫌になるよ…
「それじゃ、スタ-ト!!」
30分後…
「ハァ、ハァハァ」
かなりキツイ
準備運動のレベルじゃない…
「死ぬ…」
「頑張るしかねぇだろぉ…」
竜山も、体力の限界のようだ…
「あと1周…」
目の前が、歪んで見える
「くぅ…」
「あと…、ちょっと」
僕の足がゴ-ルラインを超えた
「終わり…だ」
「ゼェハァ、ゼ-ハァ」
「キツイだろ?」
「実戦の方がもっとキツイからな…」
「マジかよ…」
「はい!精神統一ね!!」
「…精神統一って言ったて、何すりゃ良いんだ…?」
「楽な体制になって」
「アメ-ルさん」
「そのまま、能力の事を考えれば良い」
「それで、良いんですか?」
「能力の活性化って言うのは、体力回復、イメ-ジの強化だからね」
「…」
目を閉じても、何も浮かばない
「?」
白くて、モヤモヤして物が見える…?
「はい!終わり!!」
「!!」
アメ-ルさんの大きな声で、気が付いた
「お疲れ様~」
「次は、戦闘訓練ね」
「アオシとオキナも帰って来たから、開始してね」
清々しい顔のアオシさん
ボッコボッコ状態のオキナさん
「風紀委員と治療委員の人達は、僕が相手ね」
「生徒会の人達は、アオシが相手ね」
「…2人で3委員会も相手にするのか!?」
「毎回そうだ」
「あの2人、バカ強いからな…」
「オキナさんは?」
「秋雨君は、オキナと一騎打ちねw」
真横から、アメ-ルさんが凄いことを言ってきた
「え!?」
「「アイツの能力の精度を上げろ」って、校長から言われてるんだ」
「僕も、そのつもりですけど…」
「武器は…、どうする?」
「オキナは、素手だけど」
「僕も、素手の方が良いですか?」
「舐めちゃダメだよ」
「ハンドガンでも、大剣でも好きなのを言ってね」
「…じゃぁ、ハンドガンで」
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます」
「本気で行かなきゃ、殺されるよ」
「…はい」
「頑張れよ!秋雨!!」
「…おう」
「俺も行ってくるわ!!」
「お前も頑張れよ」
「…頑張る暇があったらな」
「…?」
「全員、来い!!」
アオシさんの所では、アオシさんの声と共に全員殴りかかった
「ヒヨッコが!!」
パチン
何か光ったかと思うと、アオシさんの拳が突き出ていた
「雷光!!」
バァァァン!!
拳の突き出した先にいた生徒は、全員吹っ飛ばされた
「次!!」
「行くよ-」
アメ-ルさんの所では、アメ-ルさんが生徒を放り投げている
「皆、遊んでるの~?」
軽く言っているが、アレは武術の一種では…?
「凄いだろ?アイツ達」
「オキナさん…」
「こっちも、始めようぜ」
「オキナさんは強いんですか?」
「あの2人よりな」
「…死ぬなよ?」
「…はい」
オキナさんと僕の戦闘訓練が始まった
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