取り残すstill
ネタが 嗜好に 寄りがちになりてわろし
「お、コンビニ着いたよ」
「スペクトロフォトフルオロメトリカリー」
「まだ続いてた、というかスならカリフラジリで良かったでしょ」
「たし蟹」
「向こうだけに伝われば良いってもんでもないよ 私視点普通のたしかにだし」
「普通のたしかにって何?」
「確かに」
「蟹」
「何買う?」
「パソコン」
「コンビニに売ってるもの」
「寿司」
「ここのコンビニに売ってるもの」
「プリペイドカード」
「ここのコンビニに売ってる食べ物」
「ケーキ」
「ここのコンビニに売っててそこまで高くない食べ物」
「アイス」
「うわ急に真面目になるじゃん」
「選択肢なくなった」
「白ご飯」
「別に突き詰めようとしなくて良いよ」
「じゃあアイス買おう」
「棒アイス良いよね 何十本でも食べれる」
「腹壊すよ?」
「もう既に壊してるから大丈夫」
「別に一回腹壊したら耐性付くとかないんで」
「じゃあ大丈夫」
「何が?」
「それじゃあ帰る?」
「認証」
「reCAPTCHA?」
「Authentication failed.」
「失敗してるし」
「買いたいものは買えたし帰ろう」
「じゃあ山手線ゲームしよう」
「二人で?」
「お題は…… 「記号」で」
「多すぎて終わるか怪しいよ」
「スタート、チルダ」※ ~
「ダッシュ」※ ―
「コロン」※ :
「セミコロン」※ ;
「ハッシュ」※ #
「ハイフン」※ ‐
「サーカムフレックス」※ ^
「やめない?」
「拒否」
「ああついに拒否されちゃった」
「まあ事実終わらなさそうだからやめるけど」
「じゃあ何に拒否したの?」
「それはそうとさっきの伝わってるのかな」
「大丈夫でしょどうせ注釈入ってるし」
「これが《✛メタ読み✛》ですか……」
「それは単純にメタい事実を読んでるだけだよ」
「じゃあじゃんけんする?」
「OK」
「さーいしょはグー……」
「じゃーん」
「けーん」
「PONG!」
「突っ込みたいことはたくさんあるけどまずなんでそっちの擬音でやったんだよ」
「普通にじゃんけんしてたら面白くないじゃん」
「だからといってポンの部分に面白さを求める人なかなか居ないと思うよ というかあとそれ何」
「ぐちょ」
「そこだけ切り取ったらただの擬音語」
「グー+チョキ=ぐちょ」
「残されたー君とキ君が可哀想」
「ー君って何??」
「ー君だよ」
「誰だよ」
「ってそうじゃなくてズルくない?絶対勝ちかあいこでしょそれ」
「ズルくないよ」
「え?」
「だって、確かにそっちがチョキを出したとすると、こっちは勝ち1、あいこ1で実質勝ちになるけど、
そっちがパーだとするとグーの負けとチョキの勝ちで±0、
そっちがグーだとこっちはあいこ1と負け1で実質負けになるから本質的には全然公正なんだよ」
「話長くて聞いてなかった、それでそのフライパンがどうしたの?」
「フライパンって美味しいよねってこと」
「なるほど」
「一体何に納得したんだこのひとは」
「そんなこんなで話している内に家に着きました」
「野生のナレーションだ」
「そういえば課題終わってないから一緒にやろうよ」
「奇遇、私も」
「それじゃあ国語の404ページ教えて」
「そこ巻末の資料集だよ」
「だって404ページって書いてあるし」
「流石に無いでしょ、ちょっと見せてよ課題通告書」
「はい」
「ほら違うじゃん、ページに小数点付いてる」
「ほんとだ、仕方ないしページ探すかあ」
「どこで何をしても見つからないと思うよ」
「これが404 not foundですか」
「合ってるけど違うよ」
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