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光石を作るわ我らなり

月の光のみが照らす森の中を進む。

ここには魔法で頑張って風のように走って来たので疲れた。


だが、定期的に顔を出さないと意味が無い。

僕は荷物を背負い直して走る。

目的の川の傍の小屋に到着する。


そこで息を整えて扉に手をかける。

中は様々な木の歯車が動いている。


「シリル!シリルいるかぁ!」


僕はあいつを呼ぶ。


「ん〜。いるよ〜。」


奥の方からむくりと立ち上がりこちらに向く。

ボサボサの茶色の髪に細い目平民の衣装である麻の肌着にブラカエというブカブカの裾の長いブレ―を着た男がぬっとこちらに来た。


「いや〜いやいや〜。待ってたよ〜寂しかったよ〜。」


そう言って僕の両手を掴んでぶんぶん降る。

僕は嫌な感情を表情に出さないよう気をつける。

彼はシリル。

この水車小屋を任されている男だ。


「はい。お土産だ。」


僕は持ってきた袋をシリルに渡す。


「ほほ〜!魔石だ〜!そろそろ在庫が切れそうだったから助かったよ〜!あ〜これはなに〜?」


「この前言ってた理論を僕なりに調べてそれに近い物があったからそれの写しだよ。」


「うわ〜ありがと〜!これで作業が捗るよ〜!」


僕が何故彼と共に行動してるかというと彼は将来、反乱の首謀者になるのだから。

この国では反乱は起きないはずだったが彼はどうやったのか魔力を持たない平民が魔力を持ち、建国以来の初めての反乱を起こした。

事態はすぐに鎮圧したから特に大事にはならなかったがこの技術を活用すればこの国をより良く出来、ひいては未来を変えれる。

だから僕は彼に協力している。


「それで、今はどんな感じ何だ?」


「今は魔石がどうやって魔力を溜め込むかのメカニズムを解明した所。え〜とどこに行ったけ?」


そう言ってうず高く積まれた山に顔を埋めて(うずめて)何かを探し出した。


僕はバレないようにため息をつく。

状況の打開のためにこんな事をしてるが大丈夫だろうか?

そう思っているとあった〜!とシリルが叫んだ。


「ほ〜ら!ほらほら〜!これだよ〜!これ〜!これを見てよ!」


そう言って文字で埋め尽くされた羊皮紙を見せてきた。


「えーと。」


羊皮紙を受け取り、この空間唯一の灯りである獣脂に糸を付けたろうそくもどきに近付き内容を読む。


「ふむ。」


付け焼き刃の知識ではあるがきちんと理論的に書かれていて目新しい事も書かれてるようだ。


「素晴らしい。ちゃんとした数値に初めてみる事も書かれていて良い物だと思うよ。」


彼はへへっと笑った。

さて、渡す物は渡したし帰何でそんなに頑張ってきたのか聞いた方が良いですよ。


「どうしてそんなに必死に魔法の研究をしてるんだ?」


平民で魔法は使えないし、反逆の証として罰せられる。

そんな事誰でも知っている事だ。


「あれぇ?言ってなかったけ?実は僕、貴族の子供何だよぉ。」


これには少し驚いた。

これが本当なら貴族の数を減らしたとして父上がその貴族を罰せられるだろう。

それほど重大な事なのだ。


「お母さんがね。言ってたんだよぉ。貴方は貴族の血を引いているて。だからね。僕は何か功績を残そうと思ったんだぁ。そうすればきっと努力が報われて僕は貴族になれるんだよ。教主様が努力する人はいつか報われるそう仰ってたからね。」


確かに父上はそう民に教えを説いていた。

だが、貴族はおっと。そう考えられると話が思っていた方向に行かないのでダメですよ。

僕は彼の考えに好感を持てる。

努力をし、頑張っている者には報われるべきだと思う。


「きっと君の行ってきたことは我らが父も見守っていられる。そして幸福な未来へと行けるだろう。」


「やっぱり~!僕頑張るよ~頑張って教主様に認められようになるよ~!」


「あぁ、きっとなれるさ。」


こうして未来を変えるための行動が一歩動き出した。

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