第七話
その日の夜、父さんは会食でいないため、自分が後ろで見ながら、母さんと料理初心者の2人で夕食を作ってもらった。決して上手というわけではなかったが美味しかった。夕食後、真心は早めに寝た。1人自分の部屋にいると愛がきた。
「今日で論文書き終えたから。来週の頭から結さんのところでお世話になるね。」
結さんと愛はいつの間にか連絡先を交換していて、仲良くなっていた。何度か自分の知らないところであっていたみたいで何度か結さんから愛との写真が送られて来た。愛にとったらもう1人お姉ちゃんができたみたいで嬉しかったみたいだ。結さんと真心はなんとなく雰囲気が似ているので愛にとってもなつきやすかったのだろう。
「あまり迷惑かけないようにな。」
「大丈夫。骨折して店に出れない人よりは迷惑かけないよ。」
ニヤニヤしながら答えた。
「来週の頭以降はちゃんと俺も出るからな。それと今度愛にもモデルの仕事頼むからよろしくな。歳の近い新人の子も参加させる予定だから。」
「本当に。やったね。仲間が増える。誰かな。」
そういえば、愛は研修についていっていたな。
「あくまで予定だからな。」
少しテンションの高い愛を抑えつつ、愛の提案で某世界的キャラクターの某レースゲームをすることになった。愛はゲームの最中、あぐらをかいている自分の足の間に入り、ここは私の特等席と言わんばかりに座っていた。愛は身長が低いので問題なく画面は見えていたが、ゲームも運転も苦手なのと、片手でどうやってやるんだと文句を言いながらも、数時間愛に付き合った。結果、自分は一度も愛に勝てることなくコテンパンにされた。勝ち誇った顔で自分を見ている愛に少しイラッとしたが楽しそうにしているのを見て少し愛おしかった。




