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第四話

母さんに真心のことをお願いし、小雨の中傘をさし病院へ向かった。ゴールデンウィーク中だが病院にはそんなこと関係ない。ゴールデンウィークだからこそ忙しいと日向さんが言っていた。連休にテンションの上がった子供がよく怪我をして運ばれてくるらしい。


病院に着くとある男の子が話しかけて来た。


「お久しぶりです。花屋さんはまだですか?」


この子は黒井隼人君。よく花屋に買いに来てくれる常連さんだ。この病院に同級生の女の子が入院しているらしく学校終わりや週末によくお見舞いに来ている。毎回花屋によって一輪だけ花を買っていく。


「手がこの通りだからね。でも、結さんが来週には再開するって言ってたよ。」


「困るんだよね。早くしてくれないとさ。せっかく便利だったから。」


「ごめんごめん。早く治すよ。」


花屋を開店させてからずっと来てくれているのでかなり仲がいい。年頃の男の子でもあるので、少しからかうにはちょうどいい。しっかりした子なので他の人の迷惑になることはないし、たまに手伝ってくれる。


「今日もお見舞い?」


「そうだよ。せっかくの休みだから長く話せるしね。」


「えらいな。せっかくのゴールデンウィークなのに、遊ばなくていいのか?」


「いいだろ。こっちのほうが楽しいんだよ。」


律儀で真っ直ぐなところもこの子の良いところだ。後、考えていることがよく顔に出るともからかいがいがある。


「そうだ今度からさここの病院で授業することになったんだけどこない?」


「授業なんかできるのかよ。」


「こう見えても大学でちゃんと勉強して教員免許取ってるんだから。」


「でも今はここで働いていると。」


「それは言わないでくれよ。」


そうこう話しているうちに自分の診察する順番になった。隼人君と別れ、彼は女の子の待つ病室にスキップで向かった。



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