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イケニエ学校  作者: SENJIN
1日目
6/7

1日目 〜③〜きゃんでぃまん

主人公の教室1年5組は■の所です



南【前棟】

前棟への通路↓

..............| | .......| |............

ーーーー廊下ーーーー

西 □□| |□□| |■□ 東

...............↑

階段


北【後棟】

コツ、、、、、コツ、、、、、



飴を貰える時間が過ぎたのか?

なら、次のクラスへ行くのだろう





今のおおよその時間と1階から歩いて来たという推測が合っていれば、次の隣のクラスで最後だろうか






そう考えながら、きゃんでぃまんが廊下を歩いている姿を眺めた







きゃんでぃまんの姿が見えなくなったあと

「キャンディはいらんかね?」

という声が先程より小さく聞こえた






おそらく隣のクラスでもさっきと同じことをしているのであろう




そう判断したクラスメイト達が周りの友人達などとザワザワ話し出した






「なんか凄かったな。これも実験ってことか」


そう言う人吉





「そうみたいだな。内容はあの状況でどう動くかっていう感じかな?」

と自分は現状の推測を話した




「いやー、流石にあのピエロから飴を貰うのはハードル高いわ。そう思うと二廻道はスゲェな。というか、そんなキャラとは思わなかったが」

と人吉は話した



入学してから、二廻道(にかいどう)の印象は

物静かで放課中は読書をよくしており、周囲とコミュニケーションを取るというよりかは、自分の世界を作っているような感じだった



「まぁ、そうだな」

人吉の発言に同意した




ザッ、、、 ザザッ、、、、




キーンコーンカーンコーン






『お疲れ様でした。本日の実験は以上になります。30分後には学校は完全閉鎖となりますので必ず帰宅するようにしましょう。

全ての電子機器が復旧し、リストモニターに翌日の実験に協力するか、協力しないかのアンケートが表示されます。アンケートを答えず校舎に出ようとすると、登下校スキャナーにてアラームが鳴りますので注意してください。』




スピーカーから実験終了のお知らせが来た




「おっ、終わったか。お疲れさん」

と人吉が伸びをしながら話してきた



「おう、お疲れ」

自分も人吉に労いの言葉をかけた



「んで、どうするよ?明日も実験に協力するか?俺はこのまま参加するつもりだが」

と人吉はリストモニターの「協力する」の選択肢を押した




すると「協力ありがとうございます」と画面が切り替わり、数秒ほどでいつもの時間表示されているリストモニターへと切り替わった




「まぁ、このくらいだったら俺も協力しようかな。ただ、金額が増える分、今日より何か干渉されることがありそうだが」

といいながら自分も「協力する」を押した




「よし!さっき言ってた洋食屋に行くか!」

と人吉は前を向いて荷物を整理し始めた




自分も荷物を鞄に詰めていると



「よっしゃ!一番乗り!じゃーなー!」

と上月とその友人達がはしゃぎながら教室の扉を開けて廊下へ出ていった




あらためて荷物を整理し、鞄の鍵をしめたところで周囲を見渡すとクラスメイトが数人ほど教室からいなくなっていた



「んじゃ、俺達も行くか」

と人吉が話しかけてきた



自分が荷物をまとめ終わるのを待っててくれたらしい




「お待たせ。行こう行こう」

と話しながら鞄を肩にかけて教室を後にした







この時「きゃんでぃまん」が何処にもいないことに疑問を抱けなかった

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