解放 そして新天地へ
誕生日の日、約2ヶ月ぶりに家から出た。
約2ヶ月の間、姉にすら会ってはいない。
家から出た理由としては誕生日には両親が帰って来るからだ。会うのが怖すぎる。
何処に行こうにも行く宛もなしに彷徨いていると
目の前に 神 がいた。地球ではない何処かにいた。
神に色々と聞かれたけれどあまり覚えていない。
あまりの慈愛に満ちた目に見つめられて泣き出してしまったから。
その後、神に異世界に連れていってあげると言われ、さらに願いも一つ叶えてあげると言う。
僕は「もっと男らしくなりたいです。他の人に誇れるようなことは一つも無くて、男として見られずに女に言い寄られて。でも何も言い返せなくて逃げてしまって。だから物語の主人公が困ってる女の子を助けて勇者や英雄になれるように。
僕も男らしくなって、困ってる人を悪者から守って讃えられるような男になりたいんです!」と言いました。
(これで脱男の娘!)と思いきや...
その願いは叶えられないと言われてしまった。何でも異世界転移なので外見はそのままらしい。
神はその代わりに適応力の上昇と異世界でのNavigatorをしてくれる神子と呼ばれる生き物を遣わしてくれるらしい。
願いは叶えてもらえなかったけれど、異世界にいけるというのは嬉しすぎる。
神に礼を告げ僕は異世界転移したのだった。
ここまでが回想みたいなものです!
分かりにくいところは指摘してくださると嬉しいです。