私にとってのヒーロー
私がうつ病と診断される前、ヒーローに会った時の話を文章にしました。
また、文章に書くに当たり、ルールを課しました。
①セリフ、内面描写のない物語を作る。
②書いていいのは実際に登場人物が行った動作と、それによって引き起こされた現象のみ。
ルールを定めておきながら、守れていないこともあると思います。
誰かにさらっとでもいいから目を通してもらいたいと思い、投稿しました。
時間や季節はよく覚えていないのでこのくらいだったかなという程度の記憶を頼りに書いています。
「小説家になろう」への投稿は初心者です。よろしくお願いします。
封筒が机の上に置いてある。
封を切って中身を確認した。
税金が未納だから支払うようにと書いてある。
私は目を泳がせた。
深く呼吸をした。
外は明るい。
私はまた布団に潜り込み、目を閉じて眠った。
顔色が悪くなるまで食事をした。
お湯が冷たくなるまでお風呂に入った。
布団に潜り込み、目を閉じて眠った。
税金の支払期限が残り4日になるまで繰り返した。
封筒の中身を読んだ。
3回読み返した。
時計は11時10分になっている。
外からは蝉の声がする。
適当な服に着替えた。
財布と携帯、封筒の中身、鍵を鞄に入れて鞄を背負った。
玄関で靴を履いて、扉を開けた。
家の鍵を閉めた。
原付に乗り、携帯を頼りに市役所まで走った。
道路に車は少なかった。
市役所の駐車場に原付を置いた。
時計は13時を知らせていた。
12時前に家を出て1時間も経っている。
市役所の中は冷房が効いている。
1階の北側にある、健康保険課に向かった。
受付で事情を話した。
10分間、呼ばれるのを待った。
職員に呼ばれて椅子に座り、手続きをした。
次は2階の北側にある、市民税課に向かった。
階段を使って行った。
受付で事情を話した。
すぐに案内されて椅子に座った。
目の前にそのまま、受付の男性が座った。
手続きは5分で終わった。
呼び止められて世間話をした。
今まであったことを話した。
受付の男性の家族のことを聞いた。
1対1で話したのは久しぶりだった。
私は話している最中、涙で喋れなくなった。
喋れるようになると、障害福祉課に行くよう勧められた。
階段を下りて、1階の南側に向かった。
市民税課でのことを伝えた。
話も聞いてもらった。
病院に行くことになった。
予約もその場で行った。
1年後、私は市役所にお礼の手紙を送った。