序章その2!
瑠奈side1
私の家には居候している子がいる。
父さんがいうには千里さんが連れてきたのでそうそうに引き取ったそう。
子供ながらに不思議になっていたので聞いたら京里のような苦労人をつくらないためだったとか。
今ならわかる気がするんだよね。
そう思いながらも今日も頑張って起きてみた。
なぜ頑張って起きるのかはこの家に居候している奴の寝顔を見るためだ。
いつも無口で硬派みたいな雰囲気があるやつの寝顔はあどけないそうだよ。
だから、見るつもりなんだよね。
なかなか見れる機会がないんだけどね(汗
寝間着から私服に着替えてわたしは洗面所で顔を洗い、気合十分で向かう。
いざ!
「今日はみしてもらうから覚悟してなさいよ!」
希side
「裕一さんは・・・・寝ているみたいだね」
烏丸 裕一くん。
美形だけど、人とかかわるのが苦手なそんな人。
どこかはかなげなところもあるからちょっと心配なんだよね。
まあ、それで寄るひとが結構いるんだけど、それが嫌だったなぁ・・・。
考えていたらぼんやりしていたみたい。
「・・・・希か」
ふ、と目をあける姿はどこか寝ぼけているようにも見える。
よく寝ている姿も見かけるので気がきじゃないというのもありはする。
同じ狐なのにどうしてこうも違うのかな?
「おはよう、裕一さん」
「・・・・あぁ」
笑顔で笑いかける私に彼はそれだけを答えた。
寡黙な人とでもいえばいいけど、それでもすこしでも笑みとかそういうのを見たいと思うのは難しいのかもしれない。
「・・・・行くぞ」
「あ、待って!」
裕一さんに声をかけられて我にかえり、一緒に部屋を出る。
というかもんもんと考えている間に着替えていたの!?
むー、と納得がいかない気持ちになった。
そのままリビングに向かうと喧嘩しているお姉ちゃんと拓哉さんがそこにはいた。
毎度毎度あきないなぁ、あの二人は・・・(汗)
「希! ちょっと聞いてよ! 拓哉ったらひどいんだよ!」
「ひどくねーよ、瑠奈の起こし方に問題があるんだろ」
二人して近寄りながら口喧嘩、毎回よくやるんだよね。
★
「四人共、おはよう!」
「おっはよう!」
「おはよう父さん、母さん」
「おはようお父さん、お母さん♪」
「「おはようございます」」
お姉ちゃんと私と拓哉さんと裕一さんはお父さんとお母さんに挨拶をする。
私のお父さんの名前は関石勇輝。
とっても喧嘩が強い人です。流石に千里さんには勝てないけど、千里さんとの喧嘩友達で仲が良い。
次に私のお母さんの関石瑠璃。
身長は146㎝しかないけど、元気が一杯な人です。
「早速だけど、希。 お手伝いしてくれる?」
「あ、うん!」
私はうなずいてそのままお母さんのお手伝いに向かった。
~・~・~・
瑠奈side
「今日の献立はなにかな~」
「油揚げが・・・いいな」
「いくらなんでもそれはねーだろ」
「あはは、まあ楽しみにしておこうじゃないか」
という感じで仲良くリビングで朝食を待ち受けしていると・・・。
――ドガアアアアアアアン!!!!
「何!?何事!?」
いきなり凄い轟音が鳴り響き、希が慌てだした。
「……あんのバカ野郎。またやりやがったな!」
……ああ、父さんが怒った。まぁ、何度もやったらそりゃあ怒こるよね。
「何度も俺のバカ息子とその友人を死に追いやるなと言ってるのに、あのアホンダラはぁぁぁぁぁあああ!!」
「ちょ、落ち着いて!」
父さんはそう言って思いっきり怒鳴り、母さんが宥める。
「希!今すぐに行くよ!!」
「うん!」
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