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12.このまま時よ止まれ!!そんなの嫌!!
「もう遅いのよ・・・」
振り返ると彼女が悲しげにこちらを向いた。
しかし言葉とは裏腹に、彼女の視線は冷たい。
まるで今までのあなたとの思い出を全て消し去りたいとでもいうかのような視線だ。
あなたは膝から崩れおち、警備員にもなられるがままに連れていかれる。
社員通用口から放り出されても、あなたはしばらくそのまま座り込んでいた。
どこが間違っていたのだろう。
最後に会えた時、あなたは彼女が喜ぶと思っていた。
たが、現実はその逆だった。
ゲイム・オゥバァ。




