11/27
9.亀の間に、いつの間に?
あなたは亀の間に入った。
ここは式場と披露宴会場が同時に行われる共有スペース。
共有と言っても、かなりの広さだ。
そしてゴージャスだ。
向こうから年配のおじさんが走って来た。
頭を洗ったのかと思うほど、滝の汗をかいていた。
「き、君。誰だ・・いや、まぁいいや!!さぁ遅かったねえ。もう来ないかって心配したよ!!新婦の横に座って!」
あなたの背中を押して進む知らない人。
「えっと、あの、部屋を間違えたみたいで」
「え?うーん、よく聞こえないなあ!!」
完全に聞いてないふりをする。
あなたは高砂に登り、椅子に座った。
「ホント、一時はどうなるかと。ホラ、君のお嫁さん、アマゾネル・富士山子さんだ。はじめまして。そしてよろしく」
あなたの前でどんどん話が進んでいく。
アマゾネル・富士山子さんは、ゆうに2メートルを超える巨漢の女性。
抱きしめられたら、背骨が砕けそうだ。
「よろしくお願いします。旦那さま」
うやうやしく頭を下げたが、声は猛牛のようだった。
すかさず先ほどの男性がひそひそと声をかける。
「君、今だけ、今だけだから。後で家に帰すから」
新居だと3時間後、わかることになる。
君はもう逃げられない。、
3へ向かえ。
新しい出会いに乾杯だ!!




