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9.亀の間に、いつの間に?

あなたは亀の間に入った。


ここは式場と披露宴会場が同時に行われる共有スペース。

共有と言っても、かなりの広さだ。

そしてゴージャスだ。


向こうから年配のおじさんが走って来た。

頭を洗ったのかと思うほど、滝の汗をかいていた。


「き、君。誰だ・・いや、まぁいいや!!さぁ遅かったねえ。もう来ないかって心配したよ!!新婦の横に座って!」

あなたの背中を押して進む知らない人。


「えっと、あの、部屋を間違えたみたいで」

「え?うーん、よく聞こえないなあ!!」


完全に聞いてないふりをする。

あなたは高砂に登り、椅子に座った。


「ホント、一時はどうなるかと。ホラ、君のお嫁さん、アマゾネル・富士山子さんだ。はじめまして。そしてよろしく」


あなたの前でどんどん話が進んでいく。

アマゾネル・富士山子さんは、ゆうに2メートルを超える巨漢の女性。

抱きしめられたら、背骨が砕けそうだ。


「よろしくお願いします。旦那さま」


うやうやしく頭を下げたが、声は猛牛のようだった。

すかさず先ほどの男性がひそひそと声をかける。


「君、今だけ、今だけだから。後で家に帰すから」


新居(きみのいえ)だと3時間後、わかることになる。

君はもう逃げられない。、


3へ向かえ。

新しい出会いに乾杯だ!!

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