表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/7

能力付与。


 俺は妄想世界に家を建てた後、すぐに俺の室内にあるベッドで寝た。

 そして、今起きたばかりなのだが。

 母ちゃんもいないし、腹がすいているな。

 窓を開けると、日差しが真上から降ってくる。

 もうこの世界でいうところの、昼過ぎのようだ。

 雑然とした部屋を出ると、木造の階段をゆっくり下りて、

 キッチンへ通じる扉を開けて中に入る。

 自宅の様子は教えない。

 プライベートな部分は省く。

 さて、冷蔵庫に向かい中を物色する。

 あるのは麺類と、冷凍ピザ。昨日の夜食の残り。

 その他。

 その他は、昼ごはんには向いていないものなので省略。

 

 とりあえず、オーブンでピザを焼いて食した。

 腹がいっぱいだ。

 おなかが一杯になると眠くなるな。

 部屋に戻って眠りたいが、動くの面倒くせえ。

 そうだ、テレポート能力を俺に付与するか。

『テレポート能力を俺は身に着ける』

 携帯にうちこんで反映。

 俺は二階のベッドをイメージすると、ふわっと体が浮いたような感覚がしたが、

 同時に、視界に移るものが変わっていた。

 二階にあるベッドに一瞬で移動したのだ。

 さて、もう一度寝るか。ベッドに横たわると、

 やわらかい布団をかけて寝た。

 

 そして、また目覚めた。

 体を起こすと、掛け布団を跳ね除け、ベッドから這い出て、

 リクライニング式の椅子に腰を下ろした。

 前には木製のテーブルが置かれている。

 その上にはパソコンがあった。

 インターネットでもしようかな。

 繋がるのか?

 俺はデスクトップのパソコンを起動させる。

 OSを立ち上げ、ブラウザーを開くが、なにやら繋がらないみたいな文字が出ている。

 当然か。

 プロバイダーの会社もこの世界にはないしな。

 やれやれ、暇だなー。

 俺はパソコンをシャットダウンすると、

 また携帯を取り出した。

『俺に空を飛ぶ能力をおくれ』

 世界に反映される。

 俺はふわっと浮き上がると、室内の窓から外に飛び出した。

 気持ちいい~。 

 ジェットコースターに乗ったような、ぞくぞくっとする感覚とともに、

 宙を自在に移動する。空を切る際に肌に感じる風の抵抗が心地よい。

 障害物に当たらないくらいの高さで荒野を駆け巡る。

 某漫画の主人公のように。両手を広げてほどほどの速度で。

 あんまり速いと、目が開けられずに、岩かサボテンに当たって死ぬからね。

 俺は高所恐怖症なので、高度をあげすぎずに、そのまま飛行しつづけた。

 最初は恐々だったけど、もう大分慣れてきた。

 力の使い方も分かってきたし、そろそろ降りるか。

 

 

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ