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【物語番外編】ソロ君はいろいろ重症で 2
「きゃー!遅刻遅刻!」ルーはトーストをくわえながら学校へ猛ダッシュしていた。
「ちびがいたら教室へ瞬間転移できるのに!」
角を曲がったところで、突如衝撃が。「いたた……」道に尻餅をつく彼女。
「大丈夫?」目の前に同じく尻餅姿の見慣れた姿があった。同じクラスのソロ君だ!どうもぶつかってしまったらしい。
ルーは「ごめんなさい!」と彼に謝った。彼は彼女の方を見て……その瞳が輝く。ルーは首をかしげる。
「ありがとう!」ソロは彼女に爽やかに礼を言うと、学校へ猛ダッシュしていった。
転んだ時、ルーのスカートがめくれてパンツが丸見えになっていた。それに気がつき真っ赤になった彼女は猛ダッシュでソロを追いかけ『ぷんぷんグーパンチ!!』を繰り出した。
それすらも大喜びで受けた彼だったのは言うまでもないか。
ああ、今日も平和。なかよしふうふ。