召喚の理由
更新遅れてしまい申し訳ございません。今回は短めになってしまってます
歓迎パーティの次の日から召喚者一行の訓練は始まった。
場所は城の近くにある闘技場、兼演習場である。演習場は円形のような形をしていて、率直な感想は地球で言う「陸上競技場」のである。円?確かに円には近いだが真ん丸ではないのがこの闘技場である。しかし、この闘技場なんと広さが地球の陸上競技場の倍はある広さだ。
「思ってたのと、なんか違うけど広いな」
と、龍也がそれなりの声で呟くが返答するものは誰もいない。
はぁ……まあ昨日のこともあったし仕方ないか…と心の中でつぶやくのであった。
「君たちが召喚された勇者君たちかな?」
そんな渋い声でクラスメイトは我に返った
「はい。そうですがあなたは?」
そう勇者である翔はその男に聞き返した。その男は、銀に輝く誰が見ても一級品と分かるような鎧をまとい、腰には2本の剣を下げ、見つめていると吸い込まれそうな深紅のマントを羽織っていた。
「すまない、初対面の他人に対して自己紹介を先にしないのは無礼であったな。
我が名は“クロウ=ヴェータ”である、一応この国で騎士団長をしている」
騎士団長、それはこの国の最強を意味する。そんな方自らが訪れるとは普通ではありえないことである。が、そのことを皆はまだ知る由もなかった。
「では、早速だが、皆がこの世界に召喚された理由を教えようか…」
そう言ってクロウは淡々と話しだした
曰く、この世界には大きく分けて2つの諸族がいる
1つは我々「人類」そしてもう1つは
「亜人種」
亜人種は主に、人類に比べ能力が高いのが特徴である、それに比べ人類は低い能力であるが、神の加護があり、亜人種に比べ数が遥かに多いいのが特徴である。
そして、人類と亜人種は戦争を行っていて、現在は休戦中なのである。
休戦の理由は、両種数が減り過ぎた、事による、それにより15年間休戦をしようではないか、という約束を両種共に結んだからである。
そして今は、14年と6ヶ月たっているという。14年の研究の末、人類は異世界人召喚を成功させたのである。
「とまあ、説明はこんな感じだ、なんか質問はあるか?」
とクロウが話し終わり一拍…
「召喚された理由は分かったけど、なんで人類は亜人種と戦争なんてしているんだ?意味も分からず戦争なんてしたくないんだが」と、なぜか喧嘩腰の勇樹。
「あぁ、それだが理由は簡単だ、力に溺れた亜人種が領土を増やすために攻めてきた、それだけの事だ。君たちは全くの部外者だったのに巻き込んでしまい申し訳ない。無論、戦いたくない者は無理にとは言わない、戦争に参加しない者は、国として不自由の無いよう生活がおくれることを約束しよう」
理由を聞いたクラスメイトの顔は渋い顔をしている者や、テンションが上がってやる気満々なものもいる。龍也はもはやテンプレ中のテンプレにわくわくの絶頂期にいる…が、顔には出してない。
「ん~。まあ、せっかく召喚されたのに城で過ごすのも退屈だし俺らも戦わね?」
と、勇樹の提案はクラス全体の指揮を上げる一言になった
「そうだな、力に溺れた亜人種を成敗するべきだな」
翔がそう呟いたら、渋い顔をしていたクラスメイトも仕方ないか、とゆう顔になった。
「よし、それではこれから実技訓練を始める!気合入れてけよ!」
『おおおおぉぉぉぉぉ!!!!』
その時クラス全体が初めて1つにまとまった
実技訓練は初めに各自の適正属性の魔法を使うことから始まった。
そしてこれがかなり難しい、自分の中に流れる魔力を感じてそれを具現化しなくてはならないからだ、クロウは自分の出したい魔法を強くイメージする。と言っていた、火なら火の玉、水なら圧縮された水の塊などなど、、、
その中で最も早く魔法を使えたのは意外な人物であった
「えっ?…うわぁ!」
かわいらしい声を上げたのはクラスのマドンナ斉藤凛だ、
皆、勇者である翔が最初かと思っていただけあってポカーンとした顔をしている。
やべえ、凛さんに良いとこ見せなきゃ!
と盛り上がる男子が現れたのはこの時だ、ちなみに翔が魔法を使えるようになるまでそう時間はかからなかった。




