始まりの夜
それは龍也達が召喚された日の夜のことである
「はぁ……よりによって俺が悪者扱いでクラスで最弱だとか笑えねえよ……」
その言葉は暗く月明かりがさす部屋でふかふかのベットの上からきこえてきた。
クラス一行がフィーン王から渡されたステータスネックレスを起動してクラスメイト皆が恐るべきステータスの中龍也は、この世界の一般人よりもほんの少しだけ強いというおちであった。
さらに、龍也の職業は「盗賊」盗賊とはこの世界では三大悪職のひとつなのである。
なぜ?と龍也は当然思った、そこでフィーン王から告げられた言葉をまとめると
この世界には三大悪職というものが存在する。それは「召喚士、黒魔術師、そして盗賊である」何故かというと
1 召喚士とは魔物を使役することができる。しかし魔物とは無知であり召喚士のミスで町などで魔物が暴走し計り知れない犠牲が出る可能性がある。
2 黒魔術師とは闇属性の強化版を扱える職業である。その膨大な属性により、術者による魔力暴走でどこ知れず魔物がわいてくるという次元が過去にいくつかあった、それにより悪職になってしまった。
3 そして盗賊だが、盗賊には固有魔法である「奪取」がある。この奪取とは魔方陣を分解してしまうことができる。それにより国の宝物庫に侵入さえできてしまうのだ。これはとても危険であり国家機密を知られてしまうリスクもある。それにより悪職は逃れないのだ。
以上が三大悪職の理由であり、三大悪職の職を有する者を見つけたら問答無用で牢屋送りがこの国“ゼン”の鉄則である。この話を聞いたときクラスメイトの大半が龍也を見る目が汚物を見るような目に変わってしまったのだ。
そんな龍也は王主催のパーティーには参加せず一人一部屋の自室のベットに寝転がっているわけである。ちなみに龍也が牢屋送りになってない理由は
「せっかく来ていただいた勇者一行のメンバーを問答無用で牢屋には遅れない」
という王のご意向である。が、、、、、、
それを良く思はない大臣や護衛の騎士も多くいるのが事実である。。
「あーあ……普通異世界に召喚されたらチート級な強さで無双して可愛い女の子にチヤホラされるのがテンプレなんじゃないの?それなのに俺はクラス最弱で更には既に犯罪者扱いなのが気に食わない」
そんな愚痴を思いながら龍也は、皆が楽しんでいる中一人眠りにつくのであった。
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一方パーティーに参加しているクラスメイトはというと、王主催の歓迎パーティーに参加していた。
そこは城の中でもかなりの広さを誇る大広間で、王お抱えの料理人が作る豪華な料理を食べながら各々の時間を過ごしている。その中で
「いや~まさか龍也が犯罪者予備軍だとはな~こりゃ龍也と仲良くしてたら大臣たちから良くは思はれないだろうな~」
とパーティー会場の真ん中でつぶやくのは職業「傭兵」の平石勇樹である。
勇樹はクラスメイトの中でも圧倒的なステータスであるがゆえに調子に乗ってしまっている。
「勇樹君、職業が悪職の一つだったからといって龍也君を犯罪者扱いするのはひどすぎると思う。もっと他人のことも考えて言葉は発するべきだよ」
と、肩甲骨ほどまで伸びる長い髪をたなびかせながら勇樹の所まで歩いてくるのは、クラスのマドンナである「The美女」の“斉藤凛”である。
ちなみに凛のステータスは
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斉藤凛
職業 歌姫
属性〖光 神聖〗
体力 250
魔力 700
筋力 50
知力 680
守り 75
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聖歌
光属性倍加
言語理解
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このように何気、勇者よりも凛の方が化け物だったりするかもしれない。
この世界の属性は〖火水風光闇〗なのに凛は”神聖”と、光の派生版を持っている。黒魔法はまれに表れる職業だからレアではあるが、、神聖属性とは光属性の最上級魔法のことを指しているのである。つまり、その最上級魔法を常に使える可能性がある神聖属性はチート級の中のチートであるのだ。
そんな凛に注意をされてしまったら、勇樹は何がいくら調子に乗れても凛の前では調子に乗れるわけがない
「ふんっ!あんなクラスでも全く意見の一つも言えない奴気にする必要ない!」
勇樹は性格上、自分の意見を全く言わない人には苦手意識が強いだからそんな奴をかばおうとしてる奴らに食ってかかるのだ。
「全く……ゆう君のそのくせ本当に治らないんだから……もっと広い視野でやらなくちゃ!」
と今度は、メガネが良く似合うクラスの委員会の”佐藤恵”が友達との談笑を切り上げこちらに向かってきた。
「げっ!またお説教は勘弁してくれ」
「いやいや、流石にこんなパーティー会場でお説教するほど空気よめなくないよ」
「まあまあ、言い合いはその辺にしてパーティーを楽しもうよ!」
と勇者である翔が言うと二人は言い合いを辞め、また先ほどの談笑の雰囲気にもどるのであった。そして、翔 勇樹 恵 凛はお互いの疑問について話し合うのであった
「でもよお、王様が未だに俺らに召喚した理由を教えてくれないとかひどすぎないか?」
「それは、明日からの実技訓練で騎士団長から詳しく説明してくれるって言ってたよ」
「ん~でも早く教えてくれないと僕らクラスメイトの気持ちも入らないもんな」
「私も翔に賛成かな~」
と、何気ない会話をしながらこのパーティーは幕をとじるのであった。
「とりあえず明日の実技訓練に備えて今日は部屋に戻って疲れをとることにしよう」
「「だね!」」
こうしてクラスメイト達はこれから起こる世界の残酷さを知る由もなく眠りにつくのであった。
こんにちは。船津 葵です。この度は「盗賊になった俺はテンプレを歩みたい」をご観覧いただき誠にありがとうございます。萌え要素に入るまでまだじかんがかかりそうです……萌えもなければ文も下手な作品でもよんで頂ければ幸いです。




