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7・攫われたー

ここからちょっと詳しい描写は避けてますが性関係のエグめの話になります。レイダーみたいな荒くれ者のの傘下に入るってそういうことも含んでますので…



うーん、廃墟の奥良いな。拠点も作れるぞあそこくらい綺麗なら。


襲撃者とかのアホンダラーが私の根城をうろつき始めたので今までの場所は諦めることにして、誰もいない奥の方に向かうことにしたのですが、結構いいですわ。ビルとかの中に悪くない物が入ってます。ロケットペンダントとか見つけた。未開封の接着剤とか。一個開けたけど使えたよ。ラッカーとかのスプレー置いてる所もあった。工務店かな?


るんるんるんとスカベンジしてたんだけど、30kgまるまる詰め込めるわけじゃないのですぐに一杯に。行き帰りの食料と水そして野営道具、少々の薪を積んでるからね。外に出せるのは出してるけど、重量としてはそんなに軽くならない。うーん、本当に拠点作ろうかな。さほど朽ちてない家があると良いんだけど。警察署とかアウトポストとかはだいたい綺麗になってるはずだけど、人も武装もいそうだなあ。頑丈な作りの家ならナノナノしてるかエンチャントしてるでっしゃろ。住居に近い商業施設でもええ。


スカベンジよりも耐久性のある家を探すことを重視して廃墟を探索。しかし超凄い都市でも人が消えるとこうなるんだねえ。整備って大事だな。

お、あそこはジェットロケット・フェールサプライだね。ガソスタ。入れるのはナノ燃料だけどね。500年の間でもこの燃料補給企業は変わらなかったんだねえ。凄い。

ふむふむ、ここは耐久性がないと危険だからか綺麗になってるなー、ガレージでもあればここに決めよう。オフィス、散らかってるけどよし。ガレージ、未開封のオイルとかある。よし。

ガレージのシャッターは自動で動くか…これは無理か。手動は…あがるあがる。ここなら戦闘車両でも整備できそうだね。大きい。


ここに決定。オフィスに住まいを作ってガレージに溜め込むかー。食べ物保存できる何か作らないとなあ。4次元ストレージデバイスとかないかなー。


今度は探索じゃなくてお掃除するために廃墟に通い詰め。廃墟の奥の方は魔導に技術ロボットや、タレットなんかが生きてて結構かなり危なかったりする。基本的に避けて行動してるよ。ああいうのに対峙するには防具作らんとね。プロテクタープロテクター。バリアシール!ひぼたんのさらし!



よし、こんなもんか。外装内壁はどうにも出来ないけど、室内の清掃は終わり。売れるものもあったし、ゴミにしかならないものもあったり。綿は駄目になってるオイルライターとかは結構良い値で売れました。今でもオイルライター愛好家は多いみたい。


そういえばここに来て半年くらいたったからいろんなScavengerを見てきたけど、車っていうのかなこの世界だと。戦車とか歩兵戦闘車についてるタイヤじゃないやつ、履帯をつけた輸送車や装甲車両なんかを持っている人もいるのね。普通の車も見かけたけど。ちょっとうらやましい、凄い量が運搬できるし、ちょっとした危険なら乗り越えられるし。私も車欲しいな。


丘田附が終わったので寝る場所と食う所、物置を作るためにスカベンジしてたり時にはお店で買ったりしてたんだけど、戦車や装甲車、輸送車にダンプカーなどの「車の大集団」で町にやってきた集団がいたのよ。トレーダーっていうらしくて、まんべんなく物があるわけではないこの都市この世界で、物資の流通業をして暮らしている人なんだって。集団な上に貴重な物資を運ぶから基本誰も襲わないらしい。モンスターや人間っぽいものは別だけど。


というわけでぶっしょーく!あーこのテント良いなーAフレーム型、吊り下げ式か。でもすぐに外に出られないなあ。奇襲があったらテント潰されてそのままシートでくるまれてお持ち帰りされちゃう。すぐに出られてある程度高くないと…ワンポールテント、なるほど。

え、お嬢ちゃんぬいぐるみはいらないかって?いらんわ!私は21.5歳!!………ふ、2つください。いいか、子供じゃないからな!女の子の趣味だから!!


あ、綺麗な生理用品は買いためておこう。ものがよい。


へーお薬も売ってる。回復ドリンクか、医療ナノマシンが中に入ってるんだろうな、それか魔術の回復。私はちょっとした傷なら気のチャクラ練りですぐ回復させてるから別段欲しくは。でも少し持っておこうかな。


洋服もある。あんまり傷がついてないし取り替えておこうかな。下着は絶対。綿パン…というかレディースの作業パンツにユニセックスな作業服。魔法使いの服は極めて強度も対摩耗性も高いんだけど、魔法使いの服なんでスカベンジには向いてないんだよねえ。やっぱ作業服はこういうのには強いよ。 子 供 用 で し た が 。くそー!


当て物も物色。スカベンジ武具店のおっちゃん作品もいいけど当て物は消耗品だからねえ。子供用でないかな、 子 供 用 で !やけだー!

すねと胸はあった。革か金属か。うーん、この革は質というか作りが悪いな。重いけどメタルにしておこう。調整もしてもらって良い感じ。重いけどね。


後は隣接された食堂で美味しい食べ物をがっついたり、壊れたランタン(ナノ燃料じゃないと動かないだけ。)とか小物を買っていたりしました。廃墟用のアイテムも買わないとねえ。


今住んでいる場所は綿の生産が悪いんで、綿製品が多かったかな。ある程度自治はあれど寄り集まっているバラック住みの集団なんで計画的な生産がし難いのだ。飯は作るけどね。


トレーダーさんがいなくなるまではトレーダーさんが欲しているアイテムを廃墟から探して売ってたりとかしてました。油注すオイル缶とか、あの燃料缶モンスターとかね。石油あれば鉱石油が作れるんだけどなあ。


技術魔法気、3色70点で出来るのに加えて、どんな分野にも70点程度の知識はあるの。総合教育って高校生レベルでも、もうそういうレベルだったのよね。


半月ほど滞在してトレーダー集団さんは帰っていきましたとさ。うーん廃墟拠点との往復日数がかかるから売り切れなかった。本格的に車探そうかな。ハンター協会から情報もらおう。酒場は何カ所もあるからなーその場所その場所のおやっさんに聞いて回るのも苦労だぜい。お大尽しまくるか?


色々と考えれると


プーーーーーーーーーーーーーーーンプーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンプーーーーーーーーーーーーーン


うお、サイレンだ。えーとこの音の間隔だと収奪者が攻めてきたときになるんだよね。レイダーだねレイダー。ほかにグラップラーとギャングスタそしてモンゴル遊牧民族という組織がいるんだって。ふーん。地球じゃないのに地球の単語が一杯出てくる物語だなあこれは。

とりあえず宿に避難しよう。トレードした直後に襲ってきたわけか。


宿に避難すると秘密の地下シェルターがあって、そこに避難することになりました。宿に人はそんなに泊まってないけど、いないわけではないのでここに奴らが来たら守ろうかな。みんな戦闘力無いでしょ。持つもの義務というか何というか。



「中央シェルターの反応が消えてます。心配ですね…」


「宿のお母さん、中央はどこでどれくらい広いのですか?様子を見に行くくらいは」


「いえ、襲撃時は出ては駄目です。出る瞬間を見られたらここがばれます。」


「なるほど…」


私にほとんどのことを教えてくれた狐亜人のパールライト先生のモットーである


やれるなら全力でやれ。隠す必要はない。


というモットーで進めると技術で時をゆるめて気配を魔法で隠して気で音がしないように極めて素早く外に出れば大丈夫だとは思うけど、確証がない…危険性がある行動はここのシェルターにいる状況ではだめだな。待つしか無い。


深夜になるまで待ってから外に出ました。うーんいくつものところが燃えてるしボロボロになってるバラックが多い。とりあえず私物を見てからしょうかの手伝いをしに行こう。しかし、むごいことするなあ…


私の部屋は荒れ放題でした。悪くないものが置いてあったからねえ…収穫者が収穫しに来るとはまさにまさに。あー服がないし下着もない。匂いくんかくんかするつもりか変態め。


うーん、どうしようね。…おろ、見慣れない紙切れが。なになにこれこれ。




《子供を預かったので、2日以内にレイダー処刑場に来ること。来なければ殺す。アダミス》


…うーん、嘘か本当か解らないな…聞いて回った方が良いね。


消火に走り回りながら聞き込みをします。消火は物理で生み出した水を大量にかけつつ魔法で空間固定して指定した区域での素粒子レベルでの空間における物質の出入りを制限、酸素を変質させて水にし、急速鎮火していきました。燃え尽きて熱がなくならないとまた燃えちゃうんだよね。空間を冷やすことも大事。煙とかね。


そうやって走り回っていたら、中央シェルターで騒ぎが。なんだろう。


「なにかあったんですか?」


「あったもなにもないさね!中央がばれて虐殺されたんさ!!」



「な、中の人は…」


「一家族除いて全員死亡。武具のおっちゃんも死んだね!」



え、あ、え。


「1家族は伝言を残すために生かされたんだ。娘はさらわれたらしい。ちっこい女性Scavengerに話があるそうだ。恐らくあんただろ。」


「。。。たぶん」


その1家族のものにとりあえずいきました


「私が恐らくそのちっこいScavengerだと思うのですが。」


「あんたか!あんたのせいで娘が!人が!みんなが!」身体ぐっさぐっさゆさぶられました


「あなた!…いい、今回の襲撃は貴方を狙って襲撃したといっていたわ。私の娘はあと2日でレイダーの処刑場で殺されるわ。そして貴方が来ない限りこの襲撃はやめないとも。お願い、いってちょうだい。」



「またこういう襲撃があるのか…」


「収穫じゃねえよ、虐殺だよ今回は。これは持たなくなる…」


・・・周りの目がいって死ねっていってる。ニエになるか。私なら死ぬわけじゃない。


「私いきます!いってレイプされながら首を絞められて殺されてきます!死んできます!レイプされながら!もしかしたら苗床にされるかもしれないけど!!」



そう叫んだら周りの目は一瞬引いた。一瞬ね。


そういうわけでレイダーの処刑場に向かうことになりました。




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