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デラレナイ

年末なので年末年始毎日更新します。



ぬかるんだ道をえっちらおっちら進んで西の街へ。ここはちょっと大きい。後寒くない。毛織物の街は村に近かったけどこっちは町だね。特産物は…武器!

シールドナックルと私の鉄パイプはまあいい素材で出来てるけど、ドラグーンの鉄パイプはあんまりいい素材じゃないので乗り換えできるかな。建設用具だから無理かな。

とりあえず酒場に行って聞いてみるか。おっちゃーん、スクリュードライバー頂戴、後武器の情報も!


「そう気前良く出せるか。情報料。ほれ。」


「えっっいい武器屋さんどこか聞くのに情報料とかいるんですか。」


「何だそっちか。武器屋街のオールウェポンズが全種類といって良いほどの種類を揃えてるぞ、鋼材も悪くない。でえ、どこから鋼材が流れてるか知りたくないか。」


「別に知りたくないんだけど話の展開が盛り上がるかもしれないので聞いておきます。はい情報料。」


「そう来なくっちゃな、あいつらは実は鋼材工場を隠し持ってるって噂だ。」


「何だよ別にいいじゃんそれくらい。」


「いやいやいや、それでそこをレイダーに任せているってことらしい。忍び込めば鋼材が山ほど手に入るぞ」


「どうせ入り口ロックされてるでしょ。鋼材別にほしくないし。損した。」


いやいやいやいや…、などと引き留めようとする鋼材ほしいマスターに別れを告げて魔導具屋さんに。魔導エンチャントのための消耗品をちょろっと購入。日用品にはこっちのエンチャントで十分。効果も費用も高いナノマシンエンチャントは早々簡単に付与できませんよ。



さて、武器街です。見て回りますと、質がバラバラ。良い質から粗悪な品まで完璧に揃っております。武器は売れるから少し購入してどこかで売却しようと思ってたんだけど、見定めできるかな。


できました。ドラグーンに乗れば私の能力は寝る前の特化人と比べて87%まであがってます、この薄汚れた世界なら十分ですね。チョチョイと白兵武器を購入。あ、購入金額は言わない、ボロが出るから。

銃火器は弾がないといけないしねえ、私はトレーダーじゃないから一度しか販売できない。となると白兵武器か、弾薬まで魔導エネルギーの魔導銃かになっちゃうのさ。後者は売ってなかったわー。


さてふらついた後お目当てのオールウェポンズへ。あれ、活気がないな。


「ちょいっす、武器を買いに来たんだけど活気が無いね。」


「ええ、ちょっと…」きれーなおねーさんだなー


「私は魔導アーマーに乗る渡り鳥だよ、ここに武器を買いに来たんだ、もしかしたら手伝えることがあるかもしれないよ。」


「そう、ですか。上司を呼んできますね。」すげー会社だすげー


呼ばれて出てきた上司は147cmの私をみて訝しがったけど、召喚で一瞬のうちに魔導アーマーが出てきて登場していることに腰を抜かしてションベン垂らしました。ちょっと!

各種始末が終わった後話を聞いてみると工場が可動しなくなったそうです。それで良い質の鋼材が手に入らなくなった、と。工場見に行くくらいならいいかー。あ、防衛は会社の方で行っているそうです。おい酒場のジジイ。


工場は歩いて2日くらいのところにあるそうなので魔導アーマーでさくっと移動しました。普通に歩くなんて面倒なんよ。


工場に到達。セキュリティが掛かっているのでハック…はせずにマスターキーを使って解除。さーて内部の探索と行きますか。有効な関係を結びたいので盗ま…拝借しないけどね!


結構大きい工場でして、建設ラインが何本も走っているような感じですね。これ一個一個検査するのは大変なのでまずはコントロールルームいってエラー箇所みてみましょうか。

コントロールルームはかろうじて生きていて、ナノマシン系統の工場とわかりました。エラーを見てみると


ガス欠


ああー…500年以上頑張ったからナノマシンコアがなくなっちゃったのか。手持ちの鉱物でコア作って、とりあえず交換しよう。コントロールルームからコアルームを開放…セキュリティか、マスターキーじゃ無理だから疑似物理接続で…よし。それじゃ交換してまいりましょう。


うわー殆どないよ。非常電源もそんなに持たないだろうしギリギリ間に合った感じだね。コアを交換っと。あ、手持ちのナノマシン溶液で少し大きくしておこう。この後鉱石を探すつもりだから、そのつなぎに。


マリーが結構食べててあんまり溶液がなかったけどコアに注入して増幅完了。セットしてコントロールルームから再起動。ぶーん。完全稼働には5日かかったけど稼働しました。その間に社員が様子を見に来てくれて、動くよって報告あげといてって言っておいた。


「これはフーリン様、この度は「うん応急処置しかできてないから。この鉱石が見つかるところないかな。」そ、それなら南東へ少しばかりいったところに大量にあるとのことですが」


「これをこねくり回して作った核心がほぼなくなってたんだよ。核心は私にしか作れない、理由は聞くなよ。さあ、採掘に行ってこーい!!!!」


社員総出の大動員。気持ちいいなこういう号令。本当に大量にあるみたいで毎日大量に鉱石が運ばれてきました。さあ次は私の番。鉱石をこねてナノマシンに昇華、それを集めてあの工場のコアに求められている材質にしていきます。こねこね、こねこね。のうみそこねこね。


1週間ほどでコアはまあまあの大きさに。100年は持つじゃろ。工場に行ってコアの交換。やっぱり応急処置で作ったコアが殆ど消えてました。コアを交換したら一度電源が全て落ちちゃうからまた稼働まで5日かかったけど元気に動きました。疲れたー


「これでなんとかなるよ。100年は持つと思う。そこでコアがなくなったらもう諦めな。」


「今回のことには言葉もありません。こちらで作れる武器でしたら全て無償でお作りさせていただきます。」これ社長の言葉ね。ヘッヘッヘッヘッヘ




ということで武具更新だー!ここの兵器は大体が設計図生産、精度が今までとは段違い!まず6.8mm魔導発射式アサルトライフルを私1マリー2で刷新。改造は以前と同じで更にロングバレル化。次に魔導アーマー用の12mmLong大型ロングバレルハンドガンをいただきました。弾は2万発ほどもらったのでハンドガンなら尽きることはまあないでしょう。

これでニードルハチにも対抗できる。猟銃以上のパワーがあるからね。もう持ってないけどM1カーチャントはお役御免ですね。M2ジャンピングフィールドは悩むところ。ハンドガンじゃ出せないロングバレル+13mmなんだよね。まあ今回は見送ります。13mmは魔導アーマーの基本の弾です、長さに種類があるけど。


次に白兵武器。散々迷ったけどやっぱりドラグーンのメイン白兵武器は鉄パイプにしました。これをなくしたらこの物語の半分は死んでしまう。それとサブにシールドナックル。鉄パイプは先端を金属で埋めてあるのでいい鈍器になってると思います。魔導アーマー用でちょっと長いので両手持ちもできますしね。


防具は、ここは武器屋さんなのでおいてなかったです。悪くない鋼材もらってナノマシン魔導パワーで生身用のチェインメイル作っておきました。腰にベルトつけて肩の負担も軽減!なんだかんだでこれがいいのよ。そりゃあ防刃防弾ジャケットにパンツがありゃいいけどさ。ないし。だいたいそういうの使い捨てだしね。


アサルトライフルはバックパックやマリーの倉庫に入れておきますが、他の武装は垂れ下げておきましょう。威嚇になる。


喧嘩の仲裁とか潰れた武器屋の家屋解体など細々した仕事を請け負ってからうっかり忘れていたハンターオフィスへ。次に繋がるトレーダールートはー




ない!?



南に「都市」があるけど遠すぎてトレーダーも通らない。しかもグラップラーの拠点がある!?ええええー西は?なんもなく凍え死ぬのが落ち、ですか。


南行くしかないかー。食料買いだめを始めよう。 道もないみたいだし大変な道のりになるぞーこれは


ハンターオフィスで都市の相対PDA座標を教えてもらって、さあレッツGO!どうなることやら。



まず森を抜けました。これはマリーがパズソーみたいなナノ巨大回転ノコギリをだしてどんどん伐採して道を切り開き、私がどんどん薪を作るというスタンスで抜けました。お金になるので美味しかった。後動物は、速度を持ったまま発生させる「ナノマシンパワー弾」で射殺して色んな食料にしてた。今のうちに確保しとかないと。

次は荒野。いきなりだなーサバンナとか緑地みたいな緩衝地帯ないのか。普通のクルマなら目詰まり起こしそうですがそこはナノマシンクルマ、ぜんっぜん余裕で走り抜けました。村以下の集落があったので立ち寄ったけど、なんかたくましく生きてた。薪と武器を少々売却。集落なのでお金も回ってこない、だから微々たる収益。失敗したかな。

そしてまたブーンと南に走っていると、道を発見。そしてここからいきなり森。グラップラーのだろうなあと思いつつ進んでみることに。村?がありました。人間牧場の。またこれか。みんな奴隷の輪っかをしているわ。近くに施設があるんだろうけど、正直ずらかりたい。悪いが私は何でも助ける正義の味方ではない。渡り鳥なのだ。


ここで私はブースターパックで空高くジャンプ。そして周辺の施設をレーダーと目視でサーチ、あった。南西に数kmか。よし南東に進もう。えいさ、ほいさ、えいさ、ほいさ。


ダメだった。なぜか哨戒兵がいて見つかった。なぜだよ。哨戒兵がいないとダメな実験でも行っているのかな?サーチした感じ施設は眠る前のやつみたいだったし。

んー逃げたいけどなぜかここ森エリアだったから切り開いて進んできたので、そこを塞がれるとマリーが脱出できない。大勢来る前にまずマリーを逃がそう。マリーに乗ってアサルトライフル乱射で逃げるてござるー!


無事にマリーは逃したぞ。後は私を見た敵を軒並みトマトジュースにするだけだ。武器の町ってグラップラーにも卸してたのかなあ。まあどうでもいいや。


「いたぞー!魔導アーマーだー!」


「追い込んで捕獲しろー!」


どうしよう私捕獲されていたいけなことされちゃうのかしら。ああどうしようトマトジュースがたくさんできているのだけど。魔導アーマー用大型ハンドガンつええ。どんどんトマトジュースができていくわ。弾薬はある程度バックパックに積んできてある。弾切れを心配することはないかな。発射音はでかいけどねえ。

そんな感じで戦っていたらボスが会いたいと言っているってほざいてきたので問答無用でトマトジュースに。こっちは会いたくない、さっさと南に抜けたいだけなんだ。


結構な量トマトジュース作ったら、出てきちゃったよボスが。魔導アーマーに乗って。よくわかんないけど78式以降かな?ロッシーっぽい雰囲気を醸し出してる。なんかこう丸い。ここ寒いからロッシーが流行ったのかな。


「オレオコッタ、キサマ、コロス」


「君人間じゃなさそうだねこりゃ。」


とりあえずハンドガンで牽制。むうう?到達前に弾かれたぞ、ナノか魔導持ちか!メンドクセー!体内のエネルギーをなくすべく牽制は続行。上から下までロッシーなのでちょっと重いせいか、こっちの引き撃ちに追いつけないみたい。ぶひひひひひひ


「ウガア、シネエ」


グホッ。ナノマシンパワー弾をいきなり飛ばしてきた。腹部のパーツに異常発生。うーむ。防御と攻撃の切り替えがめっちゃ早いんだな。ならこっちは


ハンドガンの弾が抜ける部分だけ開けて魔導シールド展開じゃー!うりうりうりうり!これでイーブン。お互いの体内のエネルギーが尽きたほうが負け。


負けたのはロッシーの方でした。そりゃあ高速で切り替えると言ってもいちいち銃弾作って撃っていちいちピンポイントでもないシールドはってるんじゃエネルギーなんて早く尽きますよ。気の補助もしてなかったみたいだしね。トリプルは偉大なり!


いやまだ魔導アーマーが残ってますからね、油断はできませんよ。接近戦にも遠距離戦にも対応できるのがロッシー魔導アーマーですからね。ただまあ手持ちは近接武器だけみたいですが。


「ヌオオオオオオ」


しっかしこいつの喋りぬるくてかなわんなあ。突撃してきたのでこちらの武器「速さ」を使って回り込み、コアを乗せているところらへんを鉄パイプでボッコボコ!魔導アーマーが凹むことはありませんでしたが所詮生きてる魔導アーマーVS生きてない500年位前の魔導アーマー、衝撃吸収などまともにできずに動力バッテリーコアが砕け散ったようです。


「ウ、ウゴカ…」


「よし、討伐終了。施設でも見に行くか。まりー、終わったよー」


「エ、タスケ「るわけないじゃない、あんたは敵、慈悲は無用。」」


「デ、デラレナイ」


「餓死ね。いい死に方。」


で、本当に無視して施設にマリーと向かいました。ロッシーパーツ手に入れておいても良かったかなー。

27~3日までを予定しております。

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