グラップラーの街・という設定で書いてみたかった、だめだった。
北のグラップラー町に行く途中で補給所があり、少々滞在してから向かうことに。生まれたときから左手についてる個人情報端末PDAで相対PDA座標(魔王の城が0.0)を取ってるんですけど、ここら辺がお城の反対側みたいですね。昔の土地では東側を北にずっと抜ければ人類が占領できていた土地。一番北側に港があったはずです。とりあえず海を渡って家(といっても貸屋)に帰りたいのでそこを目指してみましょう。
話がそれた。補給所でやることと言えば山菜採りと狩り。ドラグーンを補修屋に預けてすっとこいっていきまっしょい!!
山菜はワラビとかゼンマイが取れました。結構たくましいなー水辺があれば草や山菜は生えてる。草は結構な荒地の所にも生えてるしね。サバンナほどは生えてないか。
「狙ってーブルブラの補正かけて…クロスボウナノボルト発射。よし、ヘッドショット」
なので狩りで狙うのはガゼルとかそういうの。山をかき分けてバイソンやカリブー、エルクを狩ったりするわけでは無いんですよねえ。ドドスコ山のほうは木が豊富にあるようなので生息しているかもしれませんね。
ちなみに私狩猟免許持っていたんですよ。特化していなくても狩れますからねー。アルバイトのほうが割が良いんであんまりやってませんでしたが。
追いかけ回して倒れたガゼルを素早くハンティングナイフで一突き。心臓を破壊して即死させます。あまり暴れると肉質が落ちるんですよ(3回目の発言)。ってのが普通ですが今回ヘッドショット決まってるんで倒れてますね。太いナノボルトを発射したから脳を撃たれても死なないって感じじゃなかった。
丁寧に皮剥ナイフで皮を剥いだ後残りは空中に浮かばせて持って帰ることに。リュックが300㎏くらい入るのならこういうことしなくてもよいのですが…荷物ならマリーですがマリーいると気配がね。
ま、もどりましょうか
「ただいま戻りましたー。これ引き取ってください。……はい、ありがとうございます。20ユロルは高い、うれしいです。また頑張りますー。」
この時代なら狩りでなんとか暮らしていけますねー。宿住まいじゃなければ一日2ユロルくらいで生活できるので。一週間10日で20~30ユロルで黒字かな?昔じゃ考えられんわ。
補修屋さんにいってドラグーンを回収。一応問題ないようです。ジャイアントホネの一撃で装甲がゆがんでいたので直してもらい10ユロルのお支払い。魔導乗りはコストかかるなー。
ちなみにトレーダーは取引相手を選びません。レイダーもギャングスタもグラップラーも一般市民も等しく取引します。だから故の中立取引組織という体をなしているのかもしれませんね。
こんな感じをして一週間、補給も整い北の町へ!グラップラーは人を豚のように扱っているとのことですがどうなんでしょう。
あ、出発前にトレーダーの服をもらいました。ただの一般人だと拘束される恐れがあるとか。お洋服はバザーとかやっていそうな雰囲気の砂漠の民の服がモチーフです。中々かっこいいんだ。
そろそろ町らしいです…が…廃墟しか見えてきませんね。ああ、廃墟の横に町がありますね、あそこでしょう。
隣のトレーダーに話をしてわかったんですが、あそこの町は奴隷のまちだそうです。あそこから廃墟に人を送り込んでスカベンジさせてくるようで。自分でやらず人にやらせるわけか。減った人はかっさらってくるんだろうな。養豚場ならん養人場とかありそうだ。
なのでトレーダーも基本はグラップラーの集落と取引します。間違ってはいない、奴隷はユロル持ってないもん。
今回のトレーダーさんはここで引き返すらしく私は北からトレーダーが来るまで、残ることになってしまいました。やだなあ。クルマ持ちで魔導のりだもんなあ、服装がトレーダーとはいえ目立つよなあ
一応一般宿泊所もグラップラーの集落にはあるのでそこで宿を取ってトレーダーを待つことにしました。マリーは自我がない普通のクルマとして振る舞ってもらおう。
グラップラーは大体肩に凶悪なトゲトゲのショルダーアーマー?パッド?をつけ凶悪な上下の革のジャケットにパンツをつけた凶悪なやつらです。いわゆるヒャッハーですね。モヒカン多いし。装甲服やプロテクターをつけたやつもいるのであのゲームのにおいも強い。
男性も女性もいまして、夜になるとそこかしこから嬌声が。レイダーに近い?いや本能に忠実なんでしょう。
とりあえず三日過ごしたのですがストレスがすごくなったので出歩くことに。147cmあるかないか位しかない私が出歩いてもまぁ大丈夫じゃろう。
幼 女 誘 拐 さ れ そ う に な っ た ! いくらなんでもこの素敵な体型と整った顔立ちで大人って思ってくれよ!!!!ってそれがいいのか!?へんたいこのやろう!!
アイキドーパンチ、アイキドーキャンタマゲリ、アイキドーカカトオトシ、で全員シメて退散。魔法と気で気配消さないとだめだねこりゃ。
私はヒーローではないし、相手は組織なのでここで大暴れしてこの集落や奴隷の街を開放するとかそういうのは不可能だよね。組織だからねー変わりが来る。でもこのままじゃむかつくのでなにか仕掛けたいところ。
グラップラーの集落のいわゆる店員はみんな奴隷がやってる。全員逃がせば…いやいや殺されて変わりが来るだけだな。なんかいいほうほうは…なんでみんな縛られているんだろう?
武器屋の奴隷を脅して体を調べつくしましたところ、奴隷の首輪がはまっておりました。懐かしい。いや懐かしむ場合じゃない。これを外して反乱を起こせば…どうなるの?逃げないと変わりが来てなぶり殺しになるだけだよ。うーーーーん
私は今廃墟の入口に立っております。ここは両脇に2本のそびえたつビルがあり、それを横切りながら内部に侵入する仕組みです。
□↑□
企業の研究都市だったのか、周辺はシールドで覆われているのを確認してあります。ここしか出入り口がないということ。
ここ壊せば良くない?今の私なら倒壊させることくらい出来るよ。■■■バターン
いやいやいやいやいや、そうしたら内部にいる無実の人が死んでしまう。私は誘拐されそうになっただけでこいつらとは関係が悪いわけではない。
とりあえずScavengerしよっかな、奴らの態度を見極めなければ。力組みたいなギャングスタなのか、レイダーみたいな馬鹿なのか。
うーん、奴らは支配階級だと思っているらしく、スカベンジしている私を下に見ている風潮がありますね。奴隷がやるものだと。
頭良いのは多くなく、哨戒してるときに寝てるやつがいたり、給料が良いから入ったけど訓練がきついとか、そして訓練しないで逃げてるとか、そういうのばかりです。なんとかの集団。
ここは30名くらいしかいないので殲滅は出来ると思うのですが…それをやっても…
とりあえず酒場でお酒を振る舞って情報探し。一八龍城でがっつり稼いであるから普通の生活する分には支障が無い。
えらそうな美人とアホっぽいガードマンが私の隣に座りました。幹部かな。
「ねえここら辺で入れてない廃墟はないのー?」
「そうね、廃墟群の北西は防衛システムが大量に生きてて奴隷じゃどうにもならないわね、魔導乗りは数が少ないから圧倒されちゃう。こんなこときいて、あなたそこに行ったりするの?無駄死にしたいのね、あはは!」
「マスターもっと肉と酒もってこいや!…ぐびぐび。いんやー、危ない所を聞いておかないとね。でもここも他は結構掘り尽くしてるんじゃない?あんまり良いのが見つからないわ。」
「ああ、らいしゅうにマスターボスがくるんだが、げんじょー品が足らなくなってきてる。お前ほくせいに行ってじゃんくをあつめできてくれ」
「マスターボス?ここを統括している人?私にもおこぼれが貰えるなら挑戦してみるけど。」これここの統括者なら…アタマなら…
「ボスはこの周辺を取り仕切っている者よ。おこぼれはないけど何もなければ貴方が殺されるわ。捧げ物をしないといけないの。」
「あははは、あほか!わたしぁいつでも逃げられるよ、奴隷じゃないんだから。」
「ボスは小さくてもエッチな身体をしている子が好きなのよ。そろそろ眠くなってきたでしょう、お眠りなさいな。」
「全然眠くなりませんしきもいですねそのボス、ぶちのめそうかな。」
「……その言葉覚えておくわよ。」
私が寝ないことに若干顔をピクピクさせながらも幹部女性らしき人はテーブルから去って行きました。おうおうおうなんか一波乱ある方向に話の流れが進んでるなあ?
ちなみに体内ナノマシンで解毒していたので酔いもしなければ毒にもかかりませんでしたよ。一服盛るつもりだったんだろうね。
キュラキュラ
「マリーにも一応龍城の軍施設からかっぱらった6.8mmアサルトライフルとその弾を背部の拡張異次元空間に詰めるだけ詰めたから支援射撃は出来るようになってると思う。さすがに昔の軍の自動小銃を押しのける装甲を持つ防衛機構は少ないっしょ。後方支援頼んだよ」
キュラー
今目指すは北西の廃墟…の近くの拠点。大体マリーに収納できるけど、時間調整や一時避難は収納できないので、かならず拠点を作りながらゴミ漁り…スカベンジしてたり。
夜についたので朝まで待機。野営の時間ですなあ。いろんな根っこのコーヒーとかのみつつ火で遊んでたよ。ドラグーン、ブルーブラッド、マリー、みんな高性能で整備がほとんど自動自立かってに修復、なので整備の時間とかそういう遊びが出来ない。かなしい。鉄パイプ拭くか…
マリーと連携の確認、といってもいかにマリーを矢面に立たせないかなんだけど、それをして朝に。さあて防衛機構のジャンク品や見てないお宝を手に入れますか!