スワッターは永遠に不滅です
さって勇んできましたダンジョンさんへ!
ここはダンジョンだからって人がいないわけではなくて、コアを求めて多数の人が訪れて狩りをしているようですね。使いみち多いし、魔導アーマーの動力にもなるもんね。元々はサブ電源としてコアを精製したもの、単三電池とか専用の電池とかを動力としていたんですよ。今はこの電池がメイン電源っぽいけどね。
敵は主にスケルトンかな。鉄パイプで一撃だわ。コア収集が捗る。マリーは入り口で待機してもらったよ。
バコンバコンやりながら奥へ進んでいきます。魔導アーマー乗りも見かけるなあ。コア収集のメッカみたいだ。魔導乗りはちょっと大きめのホネホネを主食としているみたいですね。
私はサブ動力で動いてないのでパワーが違う。もっと奥に進みましょう。
2mくらいで武器を持つスケルトンが出現するようになりました。周りに人もいないし此処で集めるかー。ドカバキドゴスコ。コアオイシー
もうちょっと進みましょう。「マッピング」をしながら進んでますが、流石に暗くて見えなくなってますね。200mくらいは進んじゃったかな、ヘッドライト…はジャンクで壊れてる…から魔法でライトを。おほー骨っ子軍団が群れてますた!コアをよこせー!鉄パイプの前に敵はない!!
結構痛い。全滅させた代わりにジャンクの隙間から矢とか剣が刺さりました。いきてないパーツでいいから隙間埋めるべきか…痛いって、痛いですからね。私はHP式で生きてはいないんです。ブルーブラッドとナノ増強とマナで貫通はしませんでしたが…
流石にドラグーンを戦闘可動させ続けて私の力の残量が少なくなったので、ここで一旦帰還しました。体内にあるナノマシンと魔素、気力がエネルギーになってるから長時間戦うとエネルギー切れを起こしちゃうんだよね。自然回復はもちろんしますけど。サブ動力はエネルギー切れたときに最低限撤退する時間を作るためにあったりしたんです。そういや掘り起こし物や生きてる工場の完品の動力経路はどうなってるんだろう?不能者と判断してサブ電源に移行するのかな?システム書き換え?難度高いな。
自分のエンチャント用のコアを残してほかは買い取り屋に売却。がっぽがっぽですわぁ。今日は酒場でステーキ3枚だな☆マリーも磨き上げようっと♪
「こんちゃーす、とりあえずハイボールとステーキください。」
「誰かと思えばほねっ子姫か。あいよ。」
「なんですかその名前!」
「いや、あのダンジョンの奥深くまで行くのはおまえさんくらいなもんだからな、いくら魔導乗りと言ってもな。」
「メイン武器が鈍器なんで相性が良いんですよ。ステーキきたー!いただきま~す!ふがふが。」
「ちなみにあそこの一番奥にはそれは大きいスケルトンと財宝が眠っているらしいぞ、挑んでみたらどうだ。」
「ふがふが、人を無駄に死地へと追いやらないでください。コーラください、当面はマッピングと大きめのスケルトン倒しですね。」
「そうかい、それは残念だ。噂によると伝説の品物らしいぞー。はいコーラとステーキ。」
「ありがとう、伝説もいいですけど生存も素敵です。もごもご」
「はっ、夢がないねえ。まあ死んだら終わりだもんな。」
「そうですそうです。そういやここって力組が仕切ってるんですよね?」
「ああ、この都市全てだぞ。この店から何から毎月お金を払ってる。」
「あ、そんなレベルで力組さんの存在が強かったんですね。18龍城から来たので力を正確にしらなかったんですよ。」
「はっはっは、まあ敵に回さないほうがいいぞ。あい、リブステーキ」
「回す理由がありませんよ。(強く勧誘されてるしトレーダーきたら逃げ込もうっと)もっと北もそうなんですか?シメはやっぱりリブステーキ!」
「んーグラップラーレイダーがのさばり始めるからなんとも言えないな。まあアイツラはいずれにせよいかれてるから仲間になるというのが難しいだろうな。特にレイダー。人を見たら殺せだからな。」
「ごくん、ああ、レイダーはひどいですよね。ギャングスタはある程度理性があるかな?こことか18とかみるとね。グラップラーはどうなんでしょう?」
「人を家畜にしているのがグラップラーだな、実験体にもしているらしい。」
「これまたひどい。」
「さあ、もう食ったしいいだろう。またダンジョンへ行ってきなさい。」
「そげなー(作者の悲鳴)」
というわけでダンジョンです。ここは時間で再ポップするためコアを集めるのには困りませんね。ジャンク装備の隙間を埋めたかったのでお金稼ぎに数日通いつめました。人も結構いて芋洗い場感ある。
「これで顔から腕のジャンクは装甲が増して穴も塞がったぞい!ジャンク式二型と名付けよう!」隙間に鋼鉄とかを溶接しただけ
まあこれですべて装甲で攻撃を受け止めることができるようになったんです、今までとは格段に戦闘が楽になりますね。フレームはそれはそれは硬いですけど、スカスカですからね…
衝撃緩和はエンチャントしてないし装甲でついてもないので、ごつい一撃には気をつけよう。うん。
ブルーブラッドが多少やるくらいかな。
ちなみに視界確保のため頭部も守られたとはいえ目の周りは大きく開いてます。チョットコワイネ。
さてさてマッピングしながら進んでますが結構奥に来ましたね。一本道ではないのですが太い道はあるので迷いにくいな。
大体それた道にはホネがいるんだけどね。
少しづつマッピングしながら進んでたんですが、大きい部屋とともにジャイアントな骨を見つけちゃったー目があっちゃったー相手めがないけど。
椅子に座っていたジャイアントホネはゆっくりと立ち上がりながら右にある巨大な動物の骨を手にしました。そちらも鈍器か。
私も鉄パイプとシールドナックルを持ち直し間合いを取ります、逃げられる気がしない。
お互いにジリジリと距離を図りながら回転していきます。すきができたらお互い即死かな。
ジリジリ、ジリジリ…
ぬあ、床の段差に足を取られ
この隙を見逃すまいとジャイアントホネが一気に突撃。体を右にひねって思い切りホネを叩きつけてきました、やべえ回避しきれない
ドドーン!私は脇腹にもらってしまい、そのままの勢いで転倒、後頭部を打ってしまいました、やばい意識が朦朧とする。
返す刀で振り下ろしてきたホネをかろうじて回避、エアーコンプレッションキャノンで一度吹き飛ばし間合いを取りました。なんとか立てる、かな。
また間合いの取り合いですが明らかに不利です。また突っ込まれて対応できる気がしません。スワッターおじさんならこういうときもホームラン狙うんだろうな…
ん、スワッター?
私は左打席に入りバットを握りしめました。そこに突っ込んでくるジャイアントホネ!ためてためてためて…ここだ!
相手の振り下ろしに合わせてこちらもフルスイング!ホネと鉄パイプが交差!ホームランしたのは!?ホネのほうだー!This is baseball!
そして殺人スライディングのように足元にエアーコンプレッションキャノン!ジャイアントホネはたまらず転ぶ!!スワッターチャンスだ!
コケたし武器もなくなったジャイアントホネを叩く叩く叩く!これぞスワッター!ジャイアントホネは完全に崩壊した!ゲームセット!ナイススワッター!
死にかけた。ドラグーンを過信していた。私がもっと動きを良くしないといくらドラグーンが強くてもすぐ頭打ちする。鉄パイプでホネ鈍器を弾き飛ばすなんて危なすぎる賭けだった。
強くならんとだめだ
ジャイアントからでた大型コアを回収して周辺を調べ回りました。
ジャイアントホネが座っていた椅子の隠し扉の中に美容師のハサミセットがありました。ハサミ…これが伝説だったりして?
本当に幸いにも胸部腹部は生きてる60式だったので衝撃で内蔵が破裂するということはなく、しばらくの休憩の後に帰還。ダンジョン前で待っていてくれたマリーに挨拶しよう
「ただいまマリー、今回はボロボロだよ」
バンバンバンバン
「いたいいたいいたい、ごめん、本当気をつける。奥のボス?からこんなのもらったよ。大型コアとなんかのハサミセット。どうしようかな?」
相談する間もなくマリーが勝手に美容師ハサミセットを装備しました
「え、マリーそれ武器にならないよ。ん、座席に座れって?うん…ぴゃー冷たい、頭に何吹きかけたの!?え、動くな?わかった、マリーなら悪いようにはしないよね」
ジョワーっとシャワーされたあと
チョキっと切られ
ジョワーーっとシャワーされて
ボワーっとブローされた
「も、もしかしないでもこれは美容院だよね!ショートボブかなこれ。いいね、でも私には美容なんて関係な痛い痛い、はい、関係します!たまに切ってもらいますから!」
こうして今回のお宝でマリーが美容師マリーになったのでした
そうだよね、鉄パイプでがんばってる物語だもんね、伝説の剣とか出るはずないよね(泣)
(こっそり)マリーは伝説のハサミセットを装備したことにより美容院の設備が使えるようになった!《私、髪のセットには自信があるんです!》(こっそり)
「戻ったわーまたステーキ頂戴」
「なんだ嬢ちゃん、髪の毛きれいにしてべっぴんになってるな。色気づいたか?」
「いやいや、ちょっといい美容院を見つけただけですよ。ウイスキーシングルください」
「あいよ。ほれ。まあ女の子はきれいな方が何かといいわな、がはは。あい、ランプステーキだ」
「ランプランプー!お肉って正義ですよねえ!」
「そこらへんは男の子に近いんだな。」
そうこうしている間にトレーダー集団が来て、マリーがあるということで一緒に行動させてもらえることになりまして、一旦18龍城、もどってここ、そして新天地へ向かうことになるのでしたー。早くいきてる装甲で完成させたい…後修行
スワッターは英語版、それ以外は邪道