10・通常営業はーじまーるよー
おえーおえーおえー
やっと日常が戻ってきた私には今までの数年の気持ち悪さと、レイダーとギャングスタを皆殺しにした不快感が襲ってきてぶっ倒れてました。いや、やらんかったら死ぬんだ、仕方ない。でも自分を売るのはきついなあ。人を殺すのもなかなか厳しい。殺すのは何度もやってるけどさーあの量はさすがに。命乞いしてるやつも殺したしねえ。
おえーおえーおえー
とりあえずこの町はドドスコの麓にある町で、ダンジョン遺跡が近くにあるそうです。ダンジョン+廃墟みたいな感じかな。ダンジョンはコアを持っているモンスターが無限沸きする不思議な場所なので、コアを貯めてエンチャントできるようにしましょう。
コアというのは共通設定集を見てもらうのが一番早いんだけど、「モンスター」が落とす丸い物体で、魔力を込めるための器みたいなものです。これを落とさないやつは人や獣になりますね。落とすのはみんなモンスター。コアにはサイズなんかもある。
これを加工して魔力結晶という魔導具の燃料にしたり魔導銃の燃料にしたりするものになるんです。燃料の形は単三電池が基本。直列並列は無しで、ソケットに触った面積が広いほど一度に流れる魔力が増える。凹凸部を無くして平べったく太くした大型魔電専用のタイプもあったよ。
エンチャントはコアに魔力を注ぎながらコアと素材を一体化させる感じ。
さって、とりあえず負の状況を耐えきってスカベンジできるようにしますか。
そういえば数年経っちゃいましたけど、お肌とかは劣化せずにどんどん若くて綺麗な肌になってるんだよね。よくレイダーに言われてた。後女性の香りがぷんぷんすると。あの甘い特有の匂いね。ヒキガエルは私を食べると申しておったが、こっちの意味での食べる?それとも煮て食うなら若くて柔らかい方がいい?わからん。変な身体だ。小さいって意味じゃねえからな!
おえおえやっていると、この町にギャングスタがやってきました。支配するらしい。うるさいのでぶち殺して数名を重傷にして送り返してやった。こっちはおえーおえーしてるんだ邪魔するな。
ギャングスタは入れ墨して黒いジャケット青いジーンズ着てる荒くれ者かな、ここだと。スーツ着てるのもいるって前の町で聞いたなー。前の町名前何だったんだろう。
ギャングスタは衣服を統一する傾向があるらしく、みんな同じ服でしたね。ジーンズ悪くない素材なので全部もらっておいた。作り直して私のスカベンジ&ダンジョンズの上下にしようっと。
なんかこういうのをやってるあたりで私がヒーローだということで持ち上げられるようになり、そのー、普段はヒーローとかあまり好まないんだけどこのときは好んで受け入れることにしたよ。これで記憶が相殺されておえおえしなくて済むからね。
心が復活したので前回殲滅したときに引っぺがしてきた銃の調整。基本的に武器は防衛用に渡してあるんだけど1つもらってあるんだよね。おれは自分の魔力を飛ばすタイプの、単三電池がいらないタイプの魔導銃だと思う。形状はピストル。
まず分解して清掃。そしてエンチャントなどの確認。これくらいは出来ないと私程度では500年前に生活することなど出来ませんよ。エンチャントが弱いね。威力固定式だ。一度エンチャント解除して威力変動式に付与し直すかな。魔力吸い込み装置は問題なし。ただ吸ってから吐き出すときの効率が悪いっぽい。
マシンピストルに設定してとりあえずお終い。500年前はこれで子供扱いですから。
よし、スカベンジだ!というわけにも行かず、まずは町の人の技術や魔導、気を使う武器の修理調整。私が遠くに行ってるうちに襲撃されるとまずいからね。
キ・ソードやナノレーザーライフル、マジック吹き矢なんかを整備。そして知ってる限りの訓練を施して応急手当はお終い。さて参りますか、廃墟その2へ
__________榊風鈴の装備とか________
榊風鈴
3つの力の強さ C++
扱うためのエネルギーの量 C
扱うためのエネルギー消費効率 A
回復力 C++
回復に使うエネルギー消費効率 UR
潜在能力 S+
理解しているか Z
枝を切り払い薪を割るナタ
必殺の丈夫な500年前の素晴らしい鉄パイプ
魔導マシンピストル
魔法使いの服
デニムジャケット
ジーンズ
腰にぶら下げる作業ベルト。強靱な有線接続を縒って生地にしたもの
色々とついてるハーネス
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さって廃墟に来たけどここは魔導系の都市だったかな。リュックがないから手早く漁って帰ろう。あそこはスカベンジステーションがないから売れるわけでもないし。ただただ人を生み出して差し出していた町だからね。
魔導なので魔導油や単三電池が切れた大型魔電とかが置いてある。結構保存状態が良い。コアの変換が出来れば一大都市になるんだけどなあここ。
魔導移動式タレットや警戒人形とかもいて結構リスキーだけどね。タレットは壊したけど後は放置。怖い怖い。
タレットは魔導サブマシンガンを周囲に存在する魔法の素、魔素から吸い取って使用していたみたい。動力は魔導コアと魔導回路だね。この2つは壊れたらお終いだから再生が効かない。おっし、このマシンガンとコアと回路は町に持ち帰るか。
今回はこれとペンキの中型缶を拾ってお終いだな。このペンキ缶で炭の火消し缶を作るんだ。
ここはダンジョン近くと言うこともあって廃墟をうろついているオークを発見。スニークからのパイプ殴りナックルガードぶん殴り止めにナイフで心臓一突きをして即殺。中型コアがドロップしました。よーしこれで空間拡張で広い空間を持ったリュックが手に入る。重さ変更はこの後やろう。革リュック綿や帆布リュックくらいはあるよねえ?
「あー綿花は栽培されてないんですか…」
「革ならあるが、牛は労働力だから無いぞ。ブタくらいだな。」
うーんブタは皮が薄いから頑強なリュックには不向きだ。魔導リュック探す?難しいなあ…魔導総合ショップでもあれば鞄屋さんも見つかるだろうけど。
「ここら辺でクルマとか見かけないんですか?」
「小さいクルマなら見かけることもあるらしいが。ここは人材を提供していた町だからな、スカベンジするようなやつもおらんのよ。」
「なるほどー。エールもう一杯ください。」
というわけで酒場の情報はあんまり。小さいクルマが手に入ればそうとう楽だけど。小型車でしょ?スーパーコンパクトでも無い限り積載能力あるわよね。
とりあえず豚の背負いカバン程度を作ってもらってそこにエンチャントしよう。ダンジョン方面行くべきだな。小型コアでもいいし。空間拡張そのままだと重いから。
というわけでまずはギャングスタの連絡地の破壊です。まず元レイダーの町だったところに行って炎で燃やし尽くし完全に破壊。うねうね凸凹してる、建築困難な土地にもした。ここを拠点とするのは難しかろう。後はあの拠点だな。破壊しておこう。
あの拠点に到着。廃棄されてるかな?いい木材の供給源となったので町の人を呼んで解体工事。なんか私町のリーダーになってるな…
とどめにこれまた移動困難な地形を作り出してお終い。そう簡単には来られないだろう。帰り際に芋虫モンスターを発見したのでいじめて、巣に帰った所を一網打尽。モンスターは死ぬとなにかをドロップして塵となって消え去ります。コアすらドロップしないこともあるけど。
絹?みたいなものを複数ドロップしてくれました。蚕系統だったか。これで何か作ろう。エッチな下着?うーん今はちょっとそっち系はお腹いっぱいです。まあ上下の下着と肌着は悪くないか。小型コアも複数出してくれたので良い感じにエンチャントできそうです。
「あんれまぁ、フーリンちゃんいい身体してるのねえ。これを見せたら食いつかない男はいないわよお」
「まあそうですねー奴隷の時は大変でした…」
「ああ、ごめんなさいね」
「いえ、今生きてますので。それで十分です」
ということで採寸してもらい下着を作ってもらうことにしました。胸と腰だけはスーパーアイドルだからね。最近だと肌もか。
豚の斜めがけメッセンジャーバックを作ってもらうことにして、出来上がる間は自分も訓練、町人も訓練に明け暮れました。クロムなめしやナノなめし、魔導なめしがないから必然的にタンニンなめしになって時間がかかるんだよね。6~7日くらい。地球だと20日ほどかかるって調べたことがある。誰がしらべたんだ作者か。
短い時間ですけど体力トレーニングと対モンスター戦を想定した稽古を積んだよ。身長147cmだから子供の遊びみたい。くっそ-…ヒキガエルに身長伸ばしてもらおうかな、あいつ生きてるでしょ?
ぶんぶん振って稽古をして、町人の訓練もして翌日筋肉痛に苦しみながら8日、メッセンジャーバックを作ってもらいました。結構大きい。私だと通学カバンみたい。くそー。
しかも背負えるように中央真ん中に輪っかが着いていてそこに紐を通してリュックに出来る、手提げも出来る3WAY仕様。なんか幼稚園児っぽい柄の模様つき。あ、ありがとうございます…ぐぬぬぬ
まあこれでダンジョンいけますし、食料もらってダンジョン攻略と行きますか。