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バージン絶対防衛 魔法少女ヒカリ  作者: 敬愛
第3章 魔法少女邂逅編
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第26話「PR~パートナーリング~」

 「随分とケンカ腰ね」

 「あなたほどじゃないですぅ」


 「やる?」

 「望む所ですぅ」


 早速美智子が放った。「レインアロー!」上昇した矢が一気に雨のようにサリアに襲いかかる。

 サリアは巨大化させたダガ―で撃ち落とすが、全部はかわせなく「痛たた」と傷を負ったようだ。


 そもそも接近戦を得意とするサリアに取って飛び道具の類には弱いが、高い身体能力で美智子の懐に急速に入り斬り付ける。


 美智子は「おっとぉ、危ない危ない」と言いつつも結構容易くその攻撃をかわした。だがいかんせん手数が多い。

 岩鉄とチャーミ―はそれを見て何をやってるんだと飽きれている。だが手は出さない。スクリーマーの実力を測る事は今後共闘するなら必要な事だからだ。

 

 「そこまでだ」ジャキンと音を立てていつの間にか後ろから白崎がサリアの後頭部に銃を突きつけた。スクリーマーは基本魔力を持たないので気配が無い。

 「ちょっと2対1なんて卑怯ですぅ! なんて言うと思ったですかぁ?」

 

 あり得ない角度でサリアは右足で後ろの白崎の大事な所を蹴り上げた。「痴漢対策はお手の物ですぅ。ヘキサゴンの隊員舐めちゃダメ……って、え?」白崎が後ろから前に回って少し股間を痛がりながらも正面から銃をサリアの喉元に突き付けている。「どういう事ですぅ?」白崎もこれはどういう事か分からないままだが、サリアの動きは完全に封じた。サリアは両腕を上げて「こ、降参ですぅ」と白旗を振った。お互い何が起こったか分からない状態だった。


 やや暫らく睨み合っていた2人だが「何だ?」白崎が先に気付いた。金色のリングが手首の関節辺りで光っていた。そしてサリアも同じ状況下。リングはまるでマジックかのように白崎とサリアをガッチリ知恵の輪の様に絡んで繋がっている。


 「何ですかぁ、これ。ちょっと貴方離れて下さいですぅ」

 「離れられればとっくにそうしている。お前などとこんな至近距離に居たくない」


 2人はややしばらくリングの拘束を外そうとガチャガチャガチャガチャ引っ掻き回していたが、外れない。 

 そこに何処から来たのかピルクルが現れて「それはPR(パートナーリング)よ。そして白崎君が使ったのは瞬間移動。まぁいわゆるテレポートね。まだほんの少しの距離しか移動できないけれど」

 ピルクルが言った。


 銭が寄って来て「ピルクル久しぶりだな。忙しそうで何より。で、この状況は一体何か説明してくれ」と挨拶をしてから疑問を投げかけた。


 「これは非常に希少な現象なんだけど」と前置きをしてピルクルは説明を始めた。

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