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バージン絶対防衛 魔法少女ヒカリ  作者: 敬愛
第3章 魔法少女邂逅編
25/32

第25話「嘘は吐く物ではない」

 戦いが終わりお互い軽く自己紹介をした。まぁヒカリとチャーミ―の自慢合戦で終わったので、結局お互いあんまり分かり合えなかったのだが。


 負けず嫌い同士のケンカは続きエスカレートしていく。


 ところで。ヒカリは肝心だと思われる、と言ってもヒカリにだけしか肝心ではないのだが、チャーミ―にヒカリが質問する。

 

 「アメリカ生まれなんでしょ?そちらは進んでるのかしら?」

 ヒカリはまぁ同い年だしキスもしてるはずないわよねと高をくくっていた、が。


 チャーミ―は「進んでる?ああエッチな事ね。初体験くらいはしてるわよ」と言ったのでヒカリはショックで青ざめてぶっ倒れそうになりながらも質問したくて仕方無く「誰とよ?嘘でしょ?」と軽く哀願するように聞いた。チャーミ―は答えた。「私の初体験の相手はズバリこの人!」と指差した先にいたのは、ギブソンだった。

 

 ギブソンは硬直し驚愕の表情で「ちょ、ちょっと何を言い出すのですかお嬢?」と狼狽している。

 ヒカリもビビった。だが嘘は吐く物ではない、後からバレた時、自分で自分が恥ずかしくなるから。 


 チャーミ―はとりあえず見せつけねばと躍起になってギブソンに恋人のように、「ねぇギブソンっ」と言って腕を組もうとするがすり抜ける。「ちょ、ギブソン透明化(ミストモード)にしないでよ!」と言ってギブソンに耳打ちする。

 「私だって嘘吐きたくないわよ。でもあのヒカリっていう女の子凄い潜在能力持ってる。どっかで上に立たないと。負けるの嫌なの」と半べそをかいていた。岩鉄とサリアは事情が良く分からなくて困り顔で「お嬢なんか泣いてるけど何かあったのか?」とお互い顔を見合わせてあんまり要らない心配をしていたが、気分屋のサリアは急にいきり立って「お嬢泣いた所初めて見たですぅ。お嬢は私の大切な人、泣かせた奴許せないですぅ」と言った。

 白崎が美智子に「面倒な事になりそうだぞ」と注意喚起した。美智子も最初からアメリカンな雰囲気を出している自分と似たようなポジションにいるサリアはいけ好かない感じだった。お互い殺気立っている。銭は「だから最初から自己紹介ちゃんとしろよ……」と女同士でどっかんどっかん始まる争いに呆れて溜め息を吐いた。どうなるのだろうか?


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