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異世界にミミックとして転生したなら  作者: 肉より魚派
洞窟に降り立ったミミック
9/19

異母姉妹とミミックと

本日更新分です






「おばちゃーん3人で泊まれる部屋空いてるー?」


「おや、ラナちゃんじゃないか、部屋かい?いいよこの部屋使いなっ!」


ラナへ鍵を投げて寄越すゴブリンのおばちゃん。

がははと豪快に笑いながら奥の部屋へと消えていった。


「じゃ、二人ともいくよっ!」


フロント横の階段を掛け上がっていくラナを追いかけ

少女とサーニャも階段を上っていく

因みに、宝箱はラナが片手で担いでる。


「ベットデケぇ?!」


部屋についてからの第一声はラナの一声だ。

部屋には大きなベットが一つしかなく

他に寝具はない。


「もしかして‥…」


「えぇ、多分‥…」


「どーしたんだよ?暗い顔して!スッゲー気持ちいいぞ?」


大きなベットを一人ごろごろ転がり楽しんでいるラナ。

それを見てて少女もいてもたってもいられなくなり飛び込んだ


「ふぁぁああ‥…極楽‥…」


ベットの柔らかさの虜になる少女。

サーニャは二人みたく飛び込むことなくベットの端に腰掛けその感触を楽しむ。


「これは‥…いい!」


わいわいきゃいきゃい騒ぐこと数分

3人とも疲れたのかベットに横になり話を始めた。


「そーいえばさ、何て呼べばいいの?」


「私?」


「そう‥…これから不便。」


「れんけーの時とかね。」


少女は悩む。

名前のついてない自分の事情を話すべきか‥…


「名前は‥…ミミ。」


「ミミちゃん?」


「ミミ‥…」


ーー名前が選択されました。

ーーミミで確定します。


声が聞こえ少女がステータスを開くと名の欄にミミの記載が。

ミミックだからミミ‥…安直だったかぁと思いつつも


「可愛いじゃん!」


「素晴らしい‥…」


誉められたら喜んでしまう。

こうして名前も決まり、3人は体を清めるべく宿屋の近くの公衆浴場に向かうことに

なった。

すぐ近くということで宝箱は宿屋に起きっぱなしだ。


「さ、裸の付き合いで、親睦を深めようじゃないか!」


「ラナはお父様の影響酷い‥…」


裸一貫

タオルを肩にかついで浴場へと突き進むラナ。

ミミとサーニャは体をタオルで隠し中へと入って行く。

ちょうど誰もいない時間だったので3人で湯を楽しむ。

体を流しあったり、湯船に浸かり一息ついたり‥…

湯船にミミを挟むように入っていたとき


「二人は‥…何で外に出たいの?」


ミミが疑問に思っていたことを聞いてみた。


「アタシはドキドキワクワクの旅がしたいんだ。」


「私は‥…色んな‥…広い世界を見てみたいの。」


二人とも夢を持っていた。

ミミも思うことがあったのか、口を開いた。


「私も、色んな物を見てみたい。色んな所を自分の脚で、歩いて‥…知りたい。」


「アタシ達似た者どうしだな。」


「ラナは‥…ちょっと系統が違う」


「なんだとぉ?!」


わいわいと楽しい時間は過ぎていく。

宿屋に戻った3人は、一緒のベットで川の字で眠りにつく。

明日から目指すはダンジョンを抜けた先

外の世界だ。


世の中は3連休・・・

次の休みは20日・・・

アレ?

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