プロローグ
思いついたネタを唐突に纏め上げました。
ずるずると、大きなものを引きずる音が薄暗い通路に響いている。
光苔と呼ばれるこのダンジョン特有の生物がその音の正体を暴く。
子供がすっぽり入りそうな質素な作りの宝箱と少女
それが正体だった。
少女の方は宝箱を押しながらダンジョンを進んでいく。
目的は少女しかわからない
光苔はただ、少女の行く先を明るく照らすのみだ。
ーーーーーー
ここは世界と隔離された秘密の場所
見た目は各市町村にあるような役場ににている。
そこに一人の少女が入ってきた。
身長はだいたい150㎝行くかいかないか
髪は肩で切り揃えられ、艶々しい髪が若いことを物語っている。
少女は辺りをキョロキョロ見渡して目的も場所を見つけた。
「あ、あの‥…転生管理案内所ってここでいいですか?」
受付の上には転生管理案内所のプラカードがかかっている。
そこにいる受付に少女はある一枚の書状を渡した。
それを受け取った受付は内容を確認し一枚の紙を渡す。
「では、こちらにお名前と転生先での容姿、希望するものをお書きください。」
少女は紙を受けとると近くの台で悩みながら紙を埋めていく。
名前 宍戸 まな
容姿 そのまま
御希望(幾つでも可)
・安心できる場所
・アイテムボックス
・絶対壊れない盾のようなもの
・その世界の言葉の読み書き知識
「出来ました。」
紙を渡すと受付は少し悩んだ顔をする。
「もしかして、希望が多かったですか?」
それを聞いた受付はにっこりと笑い
「そんなこと無いですよむしろこうも的確に選んでいただけるとこちらも受け付けやすいです。」
そういわれ安心する少女
受付は手早く処理をすませると一枚の紙を少女に渡す。
「この紙をもって奥にお進みください。」
「ありがとうございます!」
「いえいえ、向こうにいっても頑張ってね」
少女は紙を受けとると奥の部屋へと入っていった。
奥の部屋は転生を行う場所となっており
受付はそこに行くことはできない。
又一人誰かが入ってきた。
受付は心を切り替え新しい転生者候補へと向き直るのだった。






