〜俺の右手が疼くんです〜
【 序章 】
ある日、俺の右手が疼いた。
周りに聞かれたら「厨二病だぁwwwww痛いわァァwww」
と言われてお終いだろうが、実際に疼いたし、他に言い方も思い浮かばない。まず、整理してみよう。
俺の名前は荒茅 蓮介。
私立臨森高校に通う高校2年生だ。
成績は大体160位中10位以内にはいる。
彼女は...最近出来た。いやー告っといてよかったわー。
あの選択肢ゲームでは間違ってたけどな(棒読み)。
友達は不思議といる。チャットの中での俺は無敵だ。
はぁ、思い返してたら成績だけしか取り柄なことに気づくなんて...。だがそんな自分にも話しかけてくれる人はいる。
「どうせチャットの中なんだろうwwww」
と思ったそこのあなた!その通りです。へへぇ。
というとでも思ったか!リアルにいるんです。
その人の名前は佐藤 和佐。
同じ高校のクラスメイトだ。だが、そんな佐藤にも悩みがある。
機能なんて、
「あ!あ!俺のぉ!右手がぁ!疼くぅぅぅぅ!荒茅!俺から離れろぉぉぉぉ!!うがぁぁぁぁぁぁ!...ハァハァ...大丈夫だったか...?(キリッ」
いや、キリッじゃねぇよキリッじゃ。やったのお前だから。
あ、実際は全然傷ついてないんですけどね。
まあ、お察しのとうり、彼は深刻な病を、厨二病という病を抱えている。もちろん彼の右手は疼いていない。高二2にもなってちゅーにびょーって(笑)。まあそういう訳で、厨二病には詳しいのだ。厨二病って気付いてんならやめろよな。
うじうじしていても仕方が無い。と、腹を決めて学校に行くことにした。あ、もちろん包帯は巻いてます。はあ、どんどん厨二病について詳しくなっちゃいそう(笑)。
【 第1章 】
家から電車で一駅にある私立臨森高校は、地元ではかなりの進学校の言われている。さすが俺。
教室に入り、自分の机に向かうと、佐藤がいた。
「よー」
「む、荒茅か、今日の天気はぼるけぇのが吹き荒れそうだな」
「覚えたての言葉無理して使うなよ」
「失礼な。我はこの言葉を三億年前に覚えたぞ。それを覚えたてというのか?ん?ん?」
少しイラッとしちゃったからボディーブローしちゃったよ。
てへぺろ。そしたらこいつ、はぁはぁっていいやがったぞ。ドMかよ。女子だったら命名ドMっちだな。
「少し聞きたいことがあるんだ」
ここで俺が聞いた。
「む、奇遇だな。我も貴様に聞きたいことがあったのだ」
「ん?なんだ?こっちはないしたことないから先に言っていいぞ」
「あ、いや、言ってみたかっただけだから...」
素、出すなよ。だが、ここは穏便な俺、叩かないでやった。
「そうか、なら聞かせてもらうぞ」
と、そこまで言ってから一応人目につかない場所で話そうと考えた。
「すまん、その前に人目につk」
キーンコーンカーンコーン×2。チャイムがなった。
「aない所に行かないか」
当然チャイムなどガン無視だ。あとは佐藤の意見だけだ。
「え、でも、チャイムなったし...(ハッ!)授業をサボるわけにはいかんのでな」
えー。普通お前ならサボるだろー。そして最初の方素がでてたしー。ハッ!のあと普通、「もちろんいいぞ!」っていうところだろー。まぁ、自分の件はそこまで急ぐほどでもない。休み時間に行こう、と考えた。
「しょうがない。休み時間は空いてるか?」
「残念ながら我は用事があってな」
「用事?何があるんだ?」
「いや、なに、ちょっとそこまで...えっと...立ちション?」
考えた結果がそれかよ。もっとあるだろ、大便とか。
「そうか。じゃあな」
取り敢えずここは納得しておく。
勿論、あとで佐藤をストーカーするがな!