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恐竜少女のおめざめ

そのうち 私は 世の中に 毒ってのがあることに気付いた。


いい武器だ。


これが便利・・・・


最初はヒ素ってやつから・・・・


これを猫・・・そうね・・野良猫ってのに試してみた。


ただの白い粉なのに・・・苦しんで死ぬ。


致死量を与えると、すぐにもがき苦しんでしまう。


これでは、私の敵に使えない。


なので少量ずつ与える実験をしてみた。


ヒ素をまぜたおいしい餌を、幸せそうに食べるバカ猫。



だんだん歩き方がへんになり・・


3週間後・・・その猫は死んだ。


「これだ」



ということで、クラスで一番の男の子に


毎日ヒ素入りのクッキーを挙げた。



私に告白された、その男の子は、ニコニコしながら


たぶん私を支配した喜びを感じながら、クッキーを食べる。


わたしは満面に笑みを浮かべ


「ありがとう」って言った。



2週間後、その子は、なんと交通事故で死んだ。


ふらふらしながら、トラックの前に飛び出した。



まあ、道を渡ったところに私がいたんだけどね・・・・



司法解剖もできないほど、ぐちゃぐちゃになった彼・・・・



実験は大成功。


そして私は、クラスで一番になった


皆さんは、人の命をなんだと思ってるんだっていうかしら・・


でも、人間って動物でしょ…動物は敵を殺すのよ、アニマルプラネット見てればわかるはず。


テレビに速報が入ってる。


「ニュース速報・・・・・大阪府○○市、午前3時。女子高生が友人を刺殺。」


さっきから、外がうるさい。


がやがや人の声がして、車が何台も止まっている。


サーチライトみたい・・・夜なので赤が点滅してうざい。


そりゃ、そうか・・・ニュースの女子高生って私だもの。


獲物をしとめただけなのに・・・うるさいな。



どこでもドアで、ここから消えたい。


この窓から、夜空に飛んでいきたい・・・あの北斗星まで・・・



どうして鳥は空を飛べるのだろう。


羽があるから・・・なんてわかってる。


どうして、あの生き物だけ、空を飛べるようになってるんだろう。


ああ解剖がしてみたい。


そうバラバラにして、臓器をひとつずつ並べてみたい。


仕組みを知りたい・・・動物でも、人間でも・・・



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