21狩り目
いつもよりは長めになりました!
「テスト終わったら、お疲れ会しませんか?」
これは、私の考えたきっかけの言葉。
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私は今回の作戦で、自分自身で勝負しようと決めた。
それは自分自身の持っている魅力、ここまでの八年間汗に涙に苦労の末に身に付けた力。
頭の良さ、運動神経の良さ、細身のプロポーション。
どれもこれもすっごく頑張って手に入れた。特にプロポーションは途中でこれ以上胸が育たないと気付いてしまったために、心が挫けそうになった。(スタイルの良さと形にこだわる事にして持ち直した)
途中で何度も諦めたくなった。けど、結局この努力を続けたのは、彼の……東山君のためで、それを、その勝ち得た力を、彼のために使わず誰のために使うのか。
そして、その力を、その魅力を、そんな頑張ってきた全ての私を、東山君に見せず誰に見せるのか。
でも、もちろん全ての私の中には悪いやつだっている。前世のこの世界では変な価値観とか、ちょっとガツガツでガンガンいこうぜ!系な所とか、小心者な所とか……他にも色々。やっぱり人間、全てが全て完璧になる事はなかった。
でもそこで、一番良い事。
それは全ての私を好きになって貰う事。それが出来ればそれが一番良い。
……けど、そんな事はありえない。嫌な部分がない人なんていない。
それでも、その全ての私を許して……認めてくれる事は出来ると思う。
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そんなきっかけを作るためにお出掛けをするんだ。
べ、別にデートしたいとか邪な考えはないからね!
ないったらな〜い!……殆どは。




