天門解放
2話です。
茜ちゃんは一旦ここでお別れです^^
「か、神様って…どういうこと…ですか⁉︎」
理解できない…今まで人間だった俺が…神様…?
「ようやく驚いたわね。…まあ事情は後で教えるわ。とりあえず着いてきなさい。」
「は、はぁ…」
それにしても、広い…白い世界だ…
「……あの」
「何?」
「茜さん…は、もともと神様なんですか?それとも…」
「苗字、思い出しなさい。私は天野。神って入ってないでしょう。…私はただの天の使い、つまり天使よ。」
「天使………えっ、天使ぃ⁈」
天使って…こんな…こんな感じだったっけ…?
そんな驚くことでもないでしょ…と横目で俺を見ながら彼女はまた歩き出した。
「………ここが、天門よ。ここが、天国の入り口。」
「え、今まで天国じゃなかったんですか?」
「そうよ。天国はもっと綺麗なところよ。」
すると、彼女は
「ここで待ってて」と言い、門へ近づくと、
何やら会話をし始めた。
「葵…神崎 大夢さん。天門開けるわよ。…………葵?また本読んでるの?ほんと、本ばっか読んでないでよ…私、大変なんだから‼︎
…いい?…ほら、来なさいよ。神崎くん!」
「あっ、はい…」
足元に、魔法陣が描かれる。描き終わるとそれは光輝いて、全身をつつみこんだ。
「うわっ……⁈」
『天門解放‼︎』
…気がついた時には俺の目の前には彼女はいなかった。
そこは、とてもとても綺麗な、天国だった…
次回から沢山キャラ出てきますぞ♪( ´▽`)