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実恋

作者: 葉織 水奈

 放課後の誰もいなくなった屋上。

 

 私は、一人貴方に思い馳せた……


 貴方はいないけれど


 それでも……

 

 









 私が高校に入学した日。

 私は、あなたと出会ってからとっても胸の中があついよ。

 そして、あなたと出会った日、私は初めて不思議な気持ちになったの。

 初めて見た、あなたの笑顔。

 その時から、私は……




 初めて話しかけてもらった日。

 あなたはとても優しく、気さくで…

 突然のことに、私が顔を赤くしていたら

「どうした?風邪ひいたか?」

 優しく気遣ってくれたね。

 私は、「ううん、なんでもないよ」と。

 本当はね

 鼓動が跳ね上がっちゃって、恥ずかしく

 でも、嬉しくて……




 あなたは、周りの人にも優しいんだね。

 誰とでも接していて

 そんなあなたに

 私は憧れを抱いたの。




 それからは

 あなたの事を、いつの間にか見ていたの。

 あなたの良い所、ちょっとした悪いところ……

 こっそりと、教室で……




 でも、あなたはいつまでもいてくれない………


 あなたは、もう遠い所に行っちゃった……



 あの時の言葉、覚えてくれてるかな。


 私の初めての、ことば。


 あなたが転校してしまうと知って

 あなたを屋上に呼んだ日のことば。


 あなたは、「はい」とは言ってくれなかったね……

 でも

 これで

 良かったんだよ。


 あなたはもう、いない……

 私は進級して……






 今


 あなたは


 元気ですか?


 私は


 元気にしています。




 私は

 あなたを好きになりました。


 初めての言葉を伝え、初めての失敗……


 でも

 私は

 あなたに 「好き」 と伝えられて

 良かったと思っています。



 今でもこの気持ち

 忘れないよ……


 もしまた会えたら

 もう一度、あなたに……



「好き」



 と伝えたいな。




 実らない恋だけど

 もう一度…………


「好きです…… 幸介くん…… 」


いかがでしたか?

初短編は初恋を題材にしてみました。


ちなみに、主人公の子の名は「南沢麻衣」

初恋の相手は「芝田幸介」という名前です。


もしよろしければご感想よろしくおねがいします。

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