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幼女は理解出来ていない!







私の名前は、アリス・ルーズベルト。

元々は、普通に生きて普通に死んだ、ただの日本の一般人だ。

私にも、趣味があって、特に悪役令嬢が好きだった。

私は金髪に緑色の瞳。どこか華やかさを感じる美貌。ショートカットでちまっとした可愛い幼女だ。

今は、アイリーン学園というところに向かっている。

アイリーン学園とは由緒正しき、貴族のご子息ご令嬢が集まる小学校のようなものだ。

初等部1年生のアリスは、今日からの学校生活に胸をときめかせて……いなかった。

なんと言っても、アリスは現代日本からの転生者。学校に行っても、他の子供たちと趣味が合うのか不安だし、勉強が簡単すぎても困る。正直言って、この幼女の自由な時間が奪われるなんてこれからが憂鬱で仕方ない。

今は、馬車で学園に移動しているところだ

がさつだった前世と違って、転生してからは立派な侯爵令嬢だ。

残念ながら、王族との繋がりがないから侯爵だけど、うちの家は手広く商売をしているので影響力が半端ない。

お父さんが窓の外を指さして言った。


「見えてきただろう?あれが、アイリーン学園だよ。アリスは、今日から寮にはいるんだ」


驚いたことに、アイリーン学園は全寮制らしい。帰れるのは夏と冬それぞれ、2ヶ月間だけだ。なんだか、大学みたいだ。


馬車から下ろしてもらう。

私はまだ幼女なので一人で馬車の乗り降りなんてできないのだ。


これから私と共に、学園生活を過ごす人達の中で、ひときわ目立つ集団がいた。


「ステラ様、荷物持ちますよ!」

「あら、カイト。ありがとう!」

「いえいえ、私はステラ様のことが大好きですから!」


従者のような少年がそう言った。


「俺が、ステラを守ってやるからな!」

「ザイル、すごく頼もしいわ」

「別に、ステラはか弱いからな」


あれは、騎士団長の息子だろうか?


「ステラは僕の婚約者だろ……」

「もちろんですわ。その、今度デートにでもいきますか?」

「そうだよな!ステラは僕の婚約者だからな。」


たしか、ステラ様の婚約者のジルベール第2王子だ。


「別にステラ様と勉強したくてこの学校に入ったわけじゃないですから!」

「あら、少し寂しいわ……」

「え、す、すみません!ステラ様のためです!」


あのツンデレっぽい発言をしたのは、宰相の息子か。


ステラ様、婚約者もいるのにハーレムを作っていらっしゃる!?

(なにそれ、私転生してから初めてこんな面白いものを見たわ)

このまま、ステラ様がハーレム状態を放置していれば……将来は泥沼の恋愛模様になるに違いないわ。


(絶対回避しないと!)


こうなったら、私が悪役令嬢になってでも止めるしかないわ!(面白そうだから)

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