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第49話「黒炎の料理神と虚無調理式《アポクリフ・クック》」

虚無神殿クロウ・デキュース


七神味の共鳴によって浮上した“第八の神域”。

そこは、神々が封印したはずの“黒き料理神”が眠る場所。

天穹の儀台と対を成す、“破壊の厨房”とも呼ばれるこの地に、ユウトたちは導かれる。



現れた真の敵――黒炎の料理神《ヴァラグ=ザガル》


その姿は、人の形を模しながらも、炎と影と鍋の塊。

口から語られるのは、かつて神々に裏切られた料理の真理。


《ヴァラグ=ザガル》

「味とは支配だ。

絶対的な舌で、世界を調理し直す。

神々の“絆”など、腐るほど煮崩れてきた」


ザガルは《虚無調理式アポクリフ・クック》を発動する。

それは「すべての味の記憶を反転させ、世界を“無味”へ再構成する」最悪の儀式。



アポクリフ・クック vs オーバーテイスト


ザガルの虚無料理が天を焦がす。

建物、空気、感情、すべてが「味気ない存在」に変えられていく。


ギル:「なんだこれ……食欲も、何も湧かねぇ……!」


ユウトは、新たに得た最上位調理魔法オーバーテイストで応戦。

味覚を超えた“心で感じる料理”を具現化し、虚無を一時的に押し返す。



ユウトの一皿:『記憶を繋ぐ時間スフレ』


素材:各仲間との旅で拾った“象徴食材”

技法:記憶共鳴調理+時間跳躍オーブン加熱

効果:周囲の者の「失いかけた味覚・記憶・温もり」を一時的に再生する


サーシャ:「……この味、最初に作ってくれたおにぎりの味……」

ギル:「へっ……やっぱオレたち、ずっと食ってきたんだな……お前の料理をよ!」




激闘の中、黒き料理神の奥から現れたのは、封印から解かれたセリオの“本当の姿”。


セリオ・アリア

天上のレシピ管理者レセプトル

神味の創造に関わった“最初の料理人”にして、

ユウトの姉であり、彼の記憶を守る“鍵”。


セリオは語る――


「ザガルは私が作った“もう一つの真理”。

私たちが作った料理が、どれだけ多くの世界を壊したか……。

だから私は、君の記憶を封じたの――希望として」


ユウトが得たもの

・黒炎の料理神ザガルとの初戦・引き分け

・神味の上位概念“神理味アストラ・グルメリア”の存在の情報

・セリオ完全復活(精神的・能力的)

・次なる舞台“神理晩餐”への座標



伏線と謎

・神々はなぜ料理という形で世界を構築したのか?

・ユウトの存在は、“偶然の転生”ではなかった?

・虚無調理式が世界全土へ波及しはじめている――止められるのか?

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