第41話「影の厨房《クロキュイジン》と七星の調理刀」
セリオが消えた天空都市《ソルス=ネヴィア》から戻ったユウトたち。
彼らは空の神味の欠片を携え、王都《ガルデン=シュタイン》へ帰還する。
だが、王都は奇妙な沈黙に包まれていた。
衛兵:「…街の厨房が襲われ、王宮の“料理魔術中枢”が封鎖されました。
犯人は、黒衣の料理魔術師集団と名乗っています」
⸻
師弟の記憶
ユウトの脳裏によぎるのは、かつての訓練の日々。
師匠であり姉でもあるセリオと共に、理想の味を追い求めた時間。
セリオ:「七星の調理刀……それは、調理のすべてを司る“七柱の神技”。
もしこの世界のどこかに散らばっているなら、料理の未来を変えられる」
⸻
【七星の調理刀】
王都の料理文献から、封印された文書が発見される。
そこに記されていたのは、失われし七本の神調理刀の伝説。
①《炎刃フレアラッド》
焼きの極意を宿す赤炎の包丁
火山島・イグナス群島
②《氷刃グレイシャル》
冷却と保存の完全制御
氷結王国ノルデリス
③《雷刃ヴォルトクック》
瞬間加熱・調理速度の化身
飛雷の塔(未知)
④《風刃エアスライサー》
精密切断・香りを操る
精霊の森(ルミナの故郷)
⑤《土刃ジオグレイヴ》
発酵と熟成、地の恵みの制御
地底神域《マグノア=リース》
⑥《水刃マリネリア》
浸透・味染み技術の極致
水都アクアリナ
⑦《光刃オーロラエッジ》
“心を映す”料理魔法の原型
神殿都市ヴァルシェリア(禁区)
ギル:「七星の調理刀を揃えれば、“すべての味を操る者”になると言われている。
つまり、セリオの目的は……」
ユウト:「この世界から“料理そのもの”を変えるつもりなんだ…!」
⸻
襲撃現場に残された黒炎の焦げ痕。
ユウトはかつて共に学んだ仲間たちの名前をそこに見つける。
???:「料理はもう武器だ。“癒し”も“救い”も幻想。
セリオ様こそが、真なる味の支配者となる」
現れたのは、かつて王都料理学校にいたエリートたち──《クロキュイジン》の幹部。
彼らはセリオの理念に共鳴し、七星の調理刀を集めるべく世界各地で行動を開始していた。
⸻
ユウトたちは王都の地下倉庫にて、古のレシピと神調理刀の在処を示す地図を手に入れる。
ユウト:「俺たちも、七星の調理刀を探しに行く。
それが、“姉さん”を止める唯一の道だから!」
サーシャ:「感情の香りが言ってる……この旅は、料理の本質を問いかける旅になるって」
仲間たちは新たな旅路へと出発する。
次なる目的地は、炎の竈が眠る《イグナス群島》。




