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一国を滅ぼした勇者

 俺は固まっている全員をほって外に出た。

 子供が泣いていた。

 どうやら、この国の税金が高すぎて80%の人が飢餓状態らしい。

 俺は王を三十発ぐらい殴り飛ばした。

「テメェら殺す」

 先程の全員を固まらせた感覚を右手に集中させる。

 チュドオオオン! 城を破壊した。

 勿論、殺しはしていない。

 そこらへんも考えて、城を破壊したのだ。

 そして、城を乗っ取った俺こと勇者はこの国を正しく導いている。

「あの馬鹿(王)は市民に戻せ。魔王? あ~倒さないとな~うん」

 健は先程出発したらしい。

 あれ? 俺行く必要なくね?

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